IBDPについて:現役DP生の日常

不定期更新。国際バカロレアについて現役生がぶっちゃけます。

【雑談】 人の心に届くようなトーク術

 

ども葉山です。この前の雨で一気に寒くなりましたね。

季節は一気に冬です。末端冷え性にとっては拷問の季節です。やめてくれ。

 

さて今回は、ちょっと箸休め回として持論を語る会です。

高校生の分際ですが常々葉山が考えていることを語る回。

今回は「人に聞いてもらえるトーク術」についてです。

もしかしたら個人口述に使えることもあるかもしれないのでまとめておきます。

くだらない雑談回ですが、のんびりとお付き合いください。

 

生徒会選挙で話をした話

 

この記事を書こうと思ったきっかけでもあるのですが、そろそろ校内でとある行事があります。

そう、生徒会選挙です。

小学生の時葉山も選挙に出て見事副会長になったのですが、その時たくさんの人から

「私絶対葉山に入れないから安心してねー」だの

「あんま面白くないから葉山はよ降りろってw」とか言われまくっていたので

葉山はあまり出馬することを考えていませんでした。

その代わり同級生を全力で応援していましたね。

 

そんなある日、某後輩が葉山のところにLINEをしてきまして。

後輩:「葉山先輩、推薦人やってください!」

葉山:「……はい?」

曰く、選挙に出たい後輩は推薦人に先輩を選んできたわけです。

もともと某後輩とは器楽なり寮が近かったりなど(両者ともにきっかけを覚えていない末期)

かなり関わりはあったので頼んできたんだと思います。

葉山もまた、某後輩をまるで同級生のように仲良くさせていただいているので、

こんなコミュ障で信頼するところのかけらもないような先輩を信頼してくださっているので

これはやらねば、とめちゃ準備した記憶があります。

その時、久しぶりに人前で話したことがきっかけで葉山は人前に出ることの楽しさを

再び思い出すことができたのです。

ちなみに某後輩は、無事にこの冬まで生徒会をやり切ってくれました。

だから本当に、某後輩には頭が上がりません。すんげぇやつなんです。

 

さて、思い出話は置いておいて。

葉山はその時も含め様々な人から「話がわかりやすい」だの「声がいい」だの

ありがたいことに「語り」を褒めてくださる方が多くて……。

ありがたいです。

褒められるのに慣れていないので溶けます。

そんな葉山ですが、話している時に常々考えていることがあります。

 

3:7の法則

 

厳密にいえば2:1:7の法則です。

この前父上が教えてくれたのですが、人間は2:1:7で分かれているんです。

二割は自分の話に賛成する人。一割は反対する人。

そして残りの七割は賛成も反対もしない人、つまり無関心の人です。

 

さきほどの生徒会選挙の時に葉山はこれを痛感しました。

朝、よく選挙活動をしていても話しかけてくるのは後輩と一部の同級生だけでした。

話しかけなかった人がみんな興味を持たなかったのかと問われれば

確実に「NO」というわけにも行きませんが。

少なくとも立候補を決める前の小学生時代の葉山は選挙の時

「早く教室に上がりたいんだけどなー」と玄関の前で足止めされながら考えていました。

よく葉山を始め急に話し始める人が怖い人は、

この七割を「自分の話に興味がある人」と捉えてしまうんだと思います。

 

もちろんこの無関心は確実に7じゃない場合もあります。

クラスで話をした時に「え〜何言ってんの〜馬鹿なん〜?」と近所で話すJKや

「きも〜そういうのやめたら〜?」とか話してくる友人や

一言二言発言するのにじっと見てきた挙句、何も反応示さずに別の友人と葉山の陰口で

笑っているグループメンバーとか。

実際に葉山の高校にもいます。かなり身近に。

最近もずっと仲良かった友達に「お前夢とか語るのキモいわ」と言われまして

本気でいじめかと思いました。いいように言いくるめられました。ぐぬぬ

 

そういうのははっきり言って否定系に入るのですが

それでもそんな日常的に存在している暴言を気にしていると

本当に心がぶっ壊れます。何回か葉山もそれで学校を休んだことがありました。

それでも別に周りが変わることはないです。これは断言する。人間はそう簡単に変わらん。

だからそういう人には、別に葉山の悪口という話題を振っていただいて大丈夫ですと

歴然とした態度で挑んでいこうと葉山は思っています。

そう思いたいなら勝手に思っていただいてと考えながら

葉山は学校で殆どぼっち生活を送っているわけです。

 

げふん。気を取り直して。

大勢の中に存在する7割の人々は、無関心を強制的に関心に変える時、

直近であった出来事、あるいは心に残った出来事を材料に判断します。

これがいわゆる、「閃き」のようなものだと思うのですが、

葉山の選挙の例で言うと、投票前の選挙演説になります。

その時に葉山が意識していたことが

七割に届く話をすること です。

というか、確実にオーディエンスを絞って話すこと。

その人たちの心を理解しようと努めて、自分の熱意を訴えかける。

そんな話し方がいいんだろうな、と思います。

 

ちなみに父からこの2:1:7の話を聞いた時、父が言っていたのは

「他の八割を巻き込むな、できる二割で世界を回せ」でした。

いつも勇ましく常に先見している父らしい話でした。

 

人に合わせながら主張する

 

日本は「多様性」を謳う傍らでどうしても「伝統重視」なところがあります。

伝統文化に興味がある葉山は、伝統とは集団にならなければ受け継がれないものと

痛感しているのですが、そんな中に多様な人々が集まると、

どうしても集団が発生し

どうしても排他的になることがあります。

こんな状況下で自分の意見をいうのは当然勇気が必要なわけです。

お祭りでみんなが「林檎飴を買いたい」という中、自分だけ

「いやいやチョコバナナにしようぜ」というと冷めた視線が来る原理と一緒です。

 

この場合で重要なのは、自分がいつ「チョコバナナを食べたい」と言うか、です。

りんご飴を食べるという観点で意見一致がされているなら、よほど苦手でもない限り

一度りんご飴を食べることを肯定してみる。

そして林檎飴を食べ終わった後で暇になったタイミング。

ここで「チョコバナナ行きません?」と提案する。

一度人に合わせて、相手のペースに持っていく話術を極めるということです。

 

葉山はぶっちゃけ、この方法をよく進路面談で使います。オフレコでお願いします。

進路を考えるのって時々大変に思ったり、痛いところ突いてくるときってあるじゃないですか。

そう言う時に、自分の悩みを話した後の担当者の話をすぐに否定するのではなく

「そうなんですよ〜確かに〇〇で〜、だからこそ××を気にしているんですけど〜」みたいな

雰囲気とノリを意識して話しています。

 

ちょっと話の行先がわからなくなったのですが

これも雑談だと思ってここで終わっておきます。

結局は

ターゲット絞った後、

そこにハマるような雰囲気をいい感じに演出すると

話って聞きやすくなるよね、って話でした。

ではまた。