IBDPについて:現役DP生の日常

不定期更新。国際バカロレアについて現役生がぶっちゃけます。

【IBDP】 IBDPでやってよかった活動は? 1年目を振り返って考えてみた。

ども葉山です。

最近キーボードの「m」が時々反応しなくなりました。

機械にも気まぐれってあるんですね。

 

さて、もうすぐ1年が終わります。

葉山は今年の1月から、今年は「2024年だ」と思って生活していたので

来年が2024年だという事実を頑張って受け入れていこうと思います。

幻の2023年はどこに行ったのだろうか。

はてなブログにて 今週のお題「マイ流行語」

なんてものがありましたが、

葉山の今年の流行語は「キタニタツヤ」と「怪盗キッド」です。

黒鉄の魚影を初め、今年はコナンイヤーでした。

銀幕の回顧録にも行って、映画で号泣して、来年怪盗キッド主役で。

来年もさらにコナンが熱くなることを期待しています。

ずっと好きだったキタニタツヤも、呪術廻戦を皮切りに

今年は紅白歌合戦にも出演することが決まったらしく、感涙の極みです。

キタ似タツヤの一員として、全力で応援したいと思います。

 

そして本題ですが、DPの1st yearも終了しますね。

来年度、つまり2nd yearからはMock ExamやFinal Examが開催され、

さらに高校3年生として受験シーズンにも突入します。

このブログの更新頻度が落ちた二学期、

今後さらに頻度が落ちることが予想されます。ぐぬぬ

ということで、この1年を振り返って

「やってよかったー!」と思う活動をまとめてみました。

これからDPを始めるみなさんに届いたらいいな。

 

 

1. CAS

 

やっぱり、今年一番楽しかったのはCASです。

 

hayamaibdip.hatenablog.com

 

自分のやりたいことを合法的にできるサービス。

これのおかげで、自分のやりたいことがちゃんとできるようになった気がします。

小説をかれこれ20万字くらい書いていること、

シナリオライターとしてレクを企画したこと、

G7サミットに関連する動画を制作したこと、

器楽の一員として大会に出場してあったかい言葉をもらったことなど。

本当に楽しい企画をたくさん考えさせていただいて、ありがたかったです。

 

まぁ小説に至ってはそれがきっかけでかなりブーイングが来たり

一部友人から暴言と無視を食らいながらかれこれ三ヶ月生きてます。

それで最近スランプなのですが、

なんと葉山さん、最近とある賞で書いた作品が入選いたしまして。

これを自信にして少しずつ執筆活動も再開していこうかな。

 

2. 早めにレポートを終わらせる

 

葉山が中一の頃からかれこれ気にかけていること。

レポートってすぐに出来るのに溜め込んでいると碌なことにならないですね。

二学期に入り、葉山は色々と忙しくてメンタルがやられたり

本当にやる気が全くなくてパソコンを開くことができなかったりしたのですが

その結果レポートやEEを締め切りギリギリまで引っ張っていたことが多かったです。

 

でも、EE半年で500字しか書けなかったものを本気で頑張った結果

二週間で全部書き上げることができましたし(まだ推敲はするけど)

ちょうど今日の朝提出だった地理のレポートも

昨日まで白紙だったものを四時間くらいかな、そんくらいで終わらせました。

 

つまり課題はやばくてもなんとかなる。

いや、なんとかなるくらいの時間で終わっちゃうんだな、と痛感しました。

空き時間を意図的に作って、それに猪突猛進するのみ。

タイマネで空き時間を見つけてプランするのではなく、

今できることを速攻で考えて確実に終わらせる。

葉山はこのスタイルが好きです。

改めて早めに行動することの大切さを感じました。

 

3. ブログ

 

CASの一環ですが、マジでこのブログ活用できておすすめでした。

ブログを書くために指導の手引きを見ることで

課題の内容や時間、採点配分などの情報にしっかり向き合う時間ができました。

 

もちろんディベート(この前参加してきた)とか

文化祭のために譜面作ったりとか

そういう活動ももちろん役に立ったんですけど、

IBDP生として、情報をしっかり得ることのできる機会を意図的に作ることができたのは

かなり大きいなと思います。

今後とも、葉山のブログをどうぞよろしくお願いします。

 

あと前回やっと500アクセスいったと思ったのですが、

!?

600アクセスいってました。ありがとうございます。

 

 

終わりに

 

IBDP生って、勉強でかなり忙しいイメージがありましたが

実際かなり忙しいです。

IAやEEなど、さまざまな課題に終われ、

人間関係に悩まされ、

挙げ句の果てに休憩時間がなくてぶっ倒れそうな勢いになることだってありました。

それでも、やってよかったなー、頑張ってよかったなーって

思えることができたことが何よりの幸せですね。

 

気分が乗ればまた書きますが、今年度の記事はこれでひとまず区切ろうと思います。

2024、じゃなくて2023年ですね。本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

【雑談】 今年のコナンの映画を見てきました。

ども葉山です。

最近まともな記事を書いていない気がしますが、

こういうどうでもいい話を書くことこそブログの醍醐味な気がしています。

葉山はあくまで国際バカロレアを発信するためのツールとして

これを使っている(と申請している)のですが、

それでも発信したいことは他にもたくさんあるので

この場を借りているだけです。正当化します。

 

 

今週のお題「外でしたいこと」

ということで外でしたいこと、というよりしてほしいこと。

今年のコナンの映画を見ろ

です。

 

 

お気づきの方は多いと思いますが

葉山は超がつくほど名探偵コナンが大好きです。

少なくとも初見でコナン検定過去問一級を全部解けるくらいには好きです。

※実際に受験したことはありません、費用と時間がないので

あと鳥取県北栄町にある青山剛昌ふるさと館には実家かよと思われるくらい

よく足を運んでいました。

マイスターも中級持ってます。

(本当は超級取れるくらい行っているのにコロナのせいで受験できず。

それ以降は勉強が忙しくなってしまいあまり行けてません。大学受かったら行きたい。)

 

 

その中でも最も好きなキャラクターが「怪盗キッド」なので

昨年度の映画で「え来年キッド……?」と劇場で呆然として暫く動けなかったあの日から

一年間この日のために生きてきたようなものでした。

まじっく快斗も一応五巻まで持っているんですけど

どうやら同人誌即売会とかで売られていたまじ快があるとこの前Twitterで拝見したので

あまりこれをステータスにはしないでおきます。

強いて言うなら今年の怪盗キッド特別編終盤を公開初日初回で見に行ったことくらいか。

 

 

また葉山は日本刀が大好きです。

推し刀派は長義(長船系の刀派です、確か)なのですが

幕末史、特に新撰組が大好きです。

そのため今回の映画は

好きなもの×好きなもの×好きなもの くらいのトリプルコンボだったわけです。

なので友人に「こりゃ葉山のための映画やな」と言われました。

本当にその通りだと思います。本人が一番自覚しています。

 

 

ということで一年楽しみにした映画本日見てきました。

感想を書き過ぎるとネタバレになるので頑張って慎みますが……

 

良い!!!

 

葉山は怪盗キッド推しということもあり名探偵コナンと同様の愛を

まじっく快斗にも捧げて生きてきました(何を壮大に語るんだ)

その愛が一気に報われた感じがして本当に最高のひとときでした。

特にあれとかこれとか言いたいことはたくさんありますが、

まだ見に行ってない人も数多くいると思いますので

とりあえずキッド推しの葉山が大満足できるほどの映画だったことだけ

覚えていただければと思います。

欲を言うならこれをFinal Exam 後(つまり来年)公開枠にしてくれたら

頑張ったんだがな……いや、今年頑張れよの応援枠なのかもしれない。なんでもないです。

 

 

コナンの映画今年も最高でしたので

ぜひみなさん一度劇場に足を運んでみてください。

ではではー!

【雑談】 花狩に行きました

どうも葉山です。

一学期始まって早々ステートメントやらテストやらが立て込んでいて

#休みってなんだっけ

という日々が続いております。

国語のPaper 2 なんて本当なら春休み前に終わるはずだったのに

よくも伸ばしてくれたな、と思いながらいつもより丁寧に分析してみたり。

ステートメントもめちゃくちゃ捻くれたものを見せつけられて(さすが文学部)

小説40万字+ブログ累計数万字(数えてない)書いている自分には

字数制限という壁がとても巨大なものに見えてなりません。

 

 

さて先日、葉山はインスタを消したのですが(唐突)

ただでさえ日中友人がいない葉山はインスタを消した喪失感が酷く、

これがスマホ依存症なのかと自分でも驚くレベルでインスタを欲していました。

友人と滅多に遊びに行かない葉山は、友人が遊んでいる写真を見て

私利私欲を満たしていたというわけです。いかれてますね。

ということで数日の時を経てインスタが復活しました。休止とは。

その時友人たちが花見の写真をあげていたので(羨ましくなり)

葉山さん花狩に行きました。

 

花見と書けば桜の下で団子やらお弁当やらを食べる光景が目に浮かびますが

葉山はそういう飯を作る材料も場所も所持していない寮暮らしの挙句

行こうと思った数分後に雨が降ってきやがったので

傘をさして30分で帰ってこようと心に決め、出発しました。

 

歩いて向かった先は近くの公園です。

インターネットで「花見 近くの名所」と検索すれば出てくるご時世ですが

葉山の学校の近くに、とても綺麗な桜が咲いていたのでそれを見に行きました。

始業式の前日にも見に行ったのですが、その時は全然咲いてなくて

先日見に行った時にちょうど満開になっていました。

桜ってずっと咲いてたら雨に打たれて散ってしまうと思うんですけど、

しとしとの雨でも力強く咲いていました。

来年のこの時期には桜を大学で見れるように頑張ろう、と強く決心したお散歩でした。

 

昨年見に行った時もちょうど雨が降っていたのですが、

何せ桜が弱っていた時(満開からしばらく経っていた)ので

雨に花びらが当たるたびに散っていきました。

だから去年は、水溜りに花びらが浮かぶ「花筏」を見てました。

それも綺麗でしたけど、やっぱりちゃんと咲く桜もいいですね。

そういえば葉山のアイコンも桜だ。

これはまだ中学生の時の葉山が低性能のスマホに悩まされながら

撮ったやつでしたね。個人的にはお気に入りの写真です。

 

雨に濡れる桜をお裾分け。

 

 

ではではー。

【雑談】 この夢は終わらない

どうも葉山です。

ついに高校三年生になりました。

勉強も生活も、そして島での寮生活も佳境を迎えます。

あと一年しかここにいられないのだと思うとなんだか寂しくなるこの頃。

近所の桜が早く芽吹くことを楽しみに毎日生きてます。

 

 

さて、兼ねてから宣言しているアレがそろそろやってきます。

ブログの締め日です。

半年前から4月6日で締めると宣言していた葉山ですが、

 

 

ごめんなさい、

撤回させてください。

でもちゃんと理由(言い訳)があります。

 

 

1:受験に使うかもしれない

何度もブログで述べている気がしますが、国際バカロレアって日本という視点で見ると

あまり知名度がありません。

そういう状況を打破したいと考えてこのブログを打ち立てて早一年ちょいが経ちましたが、

ありがたいことにこのブログには一定数需要がある様です。

友人や後輩をはじめ、学校の先生や教育機関の方々がこのブログを読んで

少なからずIBDPのことを学んでくださっています。

 

せっかく1000アクセス突破した状況なのに、

このまま受験を理由にきっぱり辞めてしまうのも何かが違うのではないかと思いました。

 

加えて、例えば受験で

「国際バカロレアを発信するブログを書いています」と言う機会が仮にあったとき、

最終更新日が春の4月とかいう微妙な時期なのは葉山的に許せなかったです。

受験勉強と両立するのは難しいかもしれませんが、

これまで以上に更新頻度が仮に遅くなったとしても、引き続きブログは書きたいなと思います。

 

 

2:単純に文章書く欲を消化するため

先日葉山は小説を書き上げました。

どれだけの駄作かはわかりませんが、それでも40万字書いてます。

製本もしましたが、累計700ページは超えてます。

それだけのものを一年間通じて、テスト勉強と両立させてこなしてきました。

 

しかし春にそれが完結し、製本されたものが手元に来た瞬間。

あるものが葉山を襲いました。

虚無です。

今まであれだけ文章を書いていたものが一気にやる意義がなくなったものですから、

葉山はすごく毎日「文章書きたい! でも書く場所がない! ゔー!」と

毎日のように心が疼いていました。

例えるなら、かわいい猫が目の前にいてきゅるるんとした瞳で見つめてくるのに

全く撫でることができないみたいな、そういうもどかしさです。

 

ブログという吐き口を作っておけば、書きたくなったときに文章書けるので

「こりゃこれからも続けていきたいな」と考えました。

 

 

 

 

ということで、このブログ、更新頻度がちょっと落ちるだけで終わらないです。

気が向いたときに再度更新します。どうか気長にお待ちください。

また、葉山も同様に夢を追いかけていきます。

受験にDPのFinal Exam, およびMock Examと盛りだくさんの一年。

その前に名探偵コナンの映画ですね。我らが怪盗キッドの映画です。

葉山は感動のあまり過呼吸になりそうなので酸素ボンベ持って行こうか本気で悩んでいます。

 

それは置いといて、

何事にも全力で取り組んでいきたいと思います。

これからも葉山をよろしくお願いします。

 

余談ですが。

戦績

この記事がちょうど60個目の記事らしいです。キリが良いですね。

 

 

ではこの辺で。

またお会いしましょう。

【雑談】 「オッペンハイマー」 を観てきました。

どうも葉山です。

すごくあったかくなってきましたね。

これからあの忌まわしい暑さがやってくるのだろうなと思うと

嫌になってきますね。

今日はどうやら黄砂がすごいらしく、通りで鼻が死んでいるわけだ。

 

 

表題とは関係ないですが、

小説を製本しました。

時々話に出ていた、CASで書いていたあれです。

今のところ販売予定はないですが、レイアウトや表現を変更して最終盤を夏に作りたいです。

それまでに案件をお待ちしておこうかなと思います(おい)

高校生の分際ながら、好きなものをこうして形に残せたことを嬉しく思います。

 

 

さて本題。

今回は映画レビューに挑戦してみようと思います。

レビューは表題にもあるように「オッペンハイマー」です。

ちょうど一昨日くらい(覚えてない)から公開されている映画ですね。

すごく気になっていたので、家族で観てきました。

映画を見て色々と考えてみたことがあるのでここに徒然と書いてみようと思います。

 

なお、一応注意して書いているつもりではありますが

ネタバレありで進めそうな気がします。いや、きっとそうなる。

だってレビューだもん。

ということで、これから見る予定のある方はここで葉山のブログを閉じてください。

あと一端の高校三年生が生意気なことを言いやがる、とか思う人もここで去るが吉。

 

 

それでは、どうぞ。

 

 

オッペンハイマー」と「ストロース」

 

本作はオッペンハイマーと銘打たれていることもあり、

葉山は当初「オッペンハイマーと原爆の話かな」と思っていました。

 

ですが本作品は、主に二つのストーリーがうまく絡み合っていたように思います。

一つはもちろん原爆開発までのオッペンハイマー

そしてもう一つは、政府の機密アクセス権を巡る罠。

 

映画冒頭部ではずっと原爆の話をするんですけど、

誰かに話をずっと聞かれる形でストーリーが進行していきます。

だから葉山は、あぁ主人公の語り部形式かな、と思っていました。

いわゆる、主人公が独白するような形で話が進む状況のことです。

そのため、途中で新しい人物が出てきたり、過去と現在が急に変わったりすると

「あれ、今なんの話してんだ?」とこんがらがりました。

 

本作では主に二つの視点が使われていました。

一つは主人公として置かれるオッペンハイマー

主人公というより、葉山的には主演的な立ち位置だと思います。

なんか主人公と言えるほどのヒーロー味を着せたくなかったので。こだわりたい。

そしてもう一つが、ストロースの視点。原子力委員会の議長さんです。

 

その視点を大胆に分けたのが、作品に用いられた色。

過去と未来が行き来するのと、もう一つ、映像の色も変わっていて。

カラーの部分とモノクロの部分。これは一体何なんだろうなと思いながら葉山は見ていました。

解説を見てみると、あれはどうやら二人の視点をそれぞれ分けるための手法だそうです。

オッペンハイマーの視点はカラーで描かれ、ストロースの視点はモノクロなんだそうです。

確かに、物語を書くときも電話越しの声を「」ではなく『』で書くことがあります。

なるほどそういう視点の違いを表現しているのか、と。すごく大胆だなと思いました。

 

と同時に、これはなんだか二人の立場を暗喩していそうだなと。

劇中の終盤でストロースがオッペンハイマーを太陽になぞらえる表現を用いるのですが、

その大義として自分自身を「闇」と比喩していました。

太陽が当たるとものは色を発しますが、何もない暗闇を白黒で明確に表現する。

そんな映像表現なのかなーと思いました。あくまで考察ですが。

 

女性の強い生き方……?

 

オッペンハイマーは原爆を開発した後尋問にかけられることになります。

尋問なのかな、すごく閉鎖的な空間で一方的に詰問される感じです。

劇中ではこれにより「社会的な死を与える」と言われていたような。

そりゃ確かにオッペンハイマーも精神的に辛くなるわぁ……。

 

ですが、そんな彼を支えたのが妻のキティでした。

心が折れかけていたときに妻だけは「戦え!」と強く声をかけていました。

夫を支えるのが妻の役目、という文言はいつの時代もあるような気がしますが、

こういうときに夫を激励した妻、強いなと思いました。

ちょうどEEで西洋の女性(一応文献には米国の記述もありましたが)は

男性よりも先進的で意志の強い人だという記述があったのを思い出し、

あぁこの時代から女性は夫を支えながらも意思を強固に生きているんだなぁと

葉山なりに感心したところでもあります。

 

EEと関連するともう一つ、ジーンの自殺もまたすごく印象に残る場面で。

EEで扱った作品も、信じていたものに裏切られたときに強くショックを受ける

なんてことを話していたので、あぁ現実にもあるんだ、と。(小並感のある感想)

うまく言語化できませんが、それぞれ抱いている「信じるべきもの」って

必ずしも交わるというか、重なるというか、そういうわけじゃないんだな、と。

だから表題も「?」にしておきました。

強く生きていたはずの人生の結論が自殺だなんて言っていいのかな、と。

そこは葉山自身がどうしても、これを書いていて納得がいきませんでした。

ジーンやキティに対してではなく、葉山の言葉選びの問題ですが……。

 

時系列

 

謎といえばもう一つ。

映画鑑賞後に知ったのですが、

オッペンハイマー聴聞とストロースの取材(?)って時期が違うらしいです。

ネットの情報なので信憑性は確かではなさそうですが

Wikiがいうには、聴聞会が1954、取材が1959年なんだそう。

(取材というより、ストロースの悪事がバレた時と言うべきだろうか)

五年間のブランクを映画の三時間という尺でまとめられていたせいか、

なんだか直接話が繋がってストーリーが進んでいるような錯覚に陥っていて

「あれ、これ五年間あるのにストーリーめっちゃ綺麗に繋がってるやん」と

見た後になんとなく不思議な感覚になりました。

これも演出の一環だと思っておきます。

 

 

被爆」の描かれ方

 

葉山はこの映画を見るときにずっと気になっていたこと、

というか見る前から気になっていたことが一つありました。

それは「広島と長崎をどのように描いたか?」です。

葉山は一度広島にも長崎にも行ったことがありまして、

原爆資料館を見て子供なりに恐怖を感じたことを覚えています。

まだ蝋人形があった時代だったので。

そのため、被害や犠牲というものを作中ではどのように描かれているのか。

それが今回葉山が「オッペンハイマー」を見ている中で最も注意していたことでした。

 

結論として、葉山が感じたことは「良くも悪くも『正直』な描き方だ」ということ。

オッペンハイマーの原爆の父という名称をまさに表現するような

原子爆弾を作る過程、その間の苦労と挫折、衝突を綺麗に描いていました。

特にウラン(だったかどうかは正確に覚えていないが)がどれだけあるかを示す

ビー玉が溜まっていく場面は

着々と計画が進んでいる時の流れを綺麗に示している一方で

「これが満タンになったら原爆が出来てしまうんだ」と

緊張感が自然と張る感じがしました。

 

特に原爆の実験をした時の爆破シーンは葉山自身とても苛まれた場面でした。

映画を通じてオッペンハイマーをはじめ

学者がいかに心血を注いでそれを作ろうとしていたかこの目でしっかりと追っていたからこそ

「それを作ってしまったことの罪」を知っている一人の日本人として悔しく思いました。

憎みたいけど憎めない敵みたいな、ジレンマっていうんですかね、こういうのって。

 

被爆した地域に関連して、被爆者の話もすごく齟齬があったように感じます。

数については予想と大幅に違っていたなんて話はありましたし、

被爆者がどんな状況だったかも映画内で簡潔に話されていたように思います。

一方で、オッペンハイマーはそれらに文字通り「目を背けている」のが気になったところ。

 

余談ですが、映画に関連してさまざまなコラムを読む中で

本作ではあまり描かれていないことも十分にあるということがわかりました。

ウランを採取していた労働者の過酷な環境、

あの街を急ピッチで作るときに作業していた作業員、

被爆者の話も、広島や長崎の資料館ほど詳しく描かれているわけではなかったし、

東京大空襲以外の空襲の話もあまり触れられていなかった気がします。

監督も話していた(気がする)ように、本作の主題はあくまで

オッペンハイマーとストロースの対立」でしたので、

それを踏まえるとこの情報はいらない、と考えるのはある程度妥当ですが、

「戦争」という主題を扱うとなると

どこまで情報を描くべきか、限度を見定めるのって難しい。

 

葉山の感想

 

この「憎みたいけど憎めない」というのは葉山の映画の感想の最たる部分になります。

原爆を作った後のオッペンハイマーは、

確かに原子爆弾がどれだけ悪だったかを自覚していました。

死者の幻影を見たり、強烈な閃光が辺りを覆い尽くす様を彷彿したり、と

自分が悪魔になったことをしっかりわかっていました。

だからこそ水爆実験に反対した。その様を見て私はさらにジレンマを抱えました。

 

以前学校でアメリカと日本の教科書を交換して平和教育を見直す、ってことをしたのですが

そのときにアメリカの「原爆正当化論」を知りました。

原子爆弾を落とすことで双方の犠牲者をこれ以上出さないようにすること、

つまり戦争を早く終結させるために原子爆弾は必要不可欠だったこと。

加えてロシア(当時はソ連だったか)を圧倒するために使用したかったこと。

それは映画でも大統領直々にそんな言葉があったりしたので

(確か「恨むなら原爆を落とすことを命じた私を恨め」だったかな。)

アメリカが原爆を落とすことを正当化する真理は以前からなんとなく把握していたつもりです。

それを知っていたからこそ、オッペンハイマーという原爆の生みの親が

原子爆弾はこの世にあってはならない悪だということを認識してくれていて

「あぁよかった」と思ってしまう自分がいたのは少なからず事実です。

 

でも根本的には原爆を正当化する話というのは変わらないんじゃないかって。

何度も書きますが、本作の主題は「オッペンハイマーとストロースの対立」でした。

そのため、原子爆弾という鍵を除いて主題を見つめてみると、

確かにオッペンハイマーを嵌めたストロースの小さな綻びが

ストロース自身のキャリアを崩す大きな原因になったという点を踏まえれば(概略)

二者間の対立という主題において、少なくとも葉山は納得します。

簡単にいえばコナンの犯人と被害者に似たような構図ですから。

 

ただ葉山はどうしても、被爆国としての視点を持ち合わせて映画を見てしまったので

どうしてもうまく腑に落ちなかったなというのが事実です。

苦難や後悔があってもそれを受容して前に進まなきゃいけないというのは

物語や人生においても定型文的なものとして存在していますが、

被爆者やその親族の多くははあの原子爆弾によって苦しんでいるわけで、

少なくとも原子爆弾のせいで亡くなった方は数万人単位でいる訳です。

それを「悪魔だ」と問題提起する点は腑に落とせても

どうしても笑顔でパーティに参加したラストシーンを見ていると

(仮に争点が赤狩りに関連するようなものであったとしても)

心に蟠りが残りました。

許せないはずの人と和解したのに、いまだにその件を冗談半分で揺さぶっている感覚。

というのが一番近い気がします。酷い言い方ではありますが。

そう思ってしまうと、どうしても最後の会話で

「悪はもう為されてしまった」的なニュアンスの言葉が(覚えてないですごめんなさい)

どうしても原爆は悪いものだとラベルを無理やり貼った感覚が否めなかったです。

広島と長崎という被爆国の視点で見た結果、

なんだか加害者の意見にも納得が出来てしまう節があってしまって、

「んあー!! どーすりゃいいんだ!」と悶々と考えさせてくれる映画でした。

 

あとFilmや日本語A(表現の工夫という観点で)にも応用できるような

たくさんの手法や技術を取り入れられていたのは単純に感動しました。

見ている人たちに恐ろしさを演出する音響に映像、さらには言葉選びなども含めて

すごく考えて丁寧に作って下さった映画なんだな、と感じました。

悶々とした葉山でしたが、最初に言葉にした感想は

「あのストリングス全部人でやってんのか……。

エフェクトなに挟んだらあんな壮大な響きになるんだ……?」でした。さすが音楽民。

 

素晴らしい技術や緻密な工夫の中で描かれる天才たちの対立に感服するとともに

原子爆弾」というものを今一度深く考えさせてくれる映画でした。

これは観るべき映画だと思います。

少なくとも、唯一の被爆国である日本に住まう人なら。

 

 

不器用ながらも頑張って書いてみました。

小説を書かなくなってしまうと言葉がスッと出てこなくて困りますね。

では、今回はこの辺で。

【IBDP】地理ってどんな教科? 課題や評価ってどんなの?

どうも葉山です。

春休みに入りまして絶賛怠けております。何も絶賛されるべきことじゃない。

本日は朝八時にアラームをつけたのですが(遅い)

隣で寝ている妹に消されました。

起床時間ですか、十時でした。反省しています。

 

 

今週のお題「あんこ」だそうですね。

あんこ、よく「粒餡」「漉餡」二つの派閥ができておりますが

正直「つぶ」か「こし」かだなんて料理によるじゃないかと思っています。

葉山の場合ですと

つぶあん→おはぎ

こしあん→大福

です。異論は認めますが賛成はしません。

 

 

さて今回は、教科紹介の続きです。

流石に文章を書きたい欲がつもりに積もりまくっておりますので

まだ解説していない「地理」について

いろいろとまとめていこうと思います。

 

 

 

 

地理ってどんな教科?

 

「地理」は、現実の世界に深く根ざし、個人と社会と物理的なプロセスの間に生じる相互作用を時間と空間の両面からとらえようとするダイナミックな学問領域です。これらの相互作用の傾向やパターンを特定することを試みます。また、人が変化に対してどのように適応し反応するかを考察し、そうした変化に関連する現実の管理方法や考えられる管理方法を評価します。

(地理 指導の手引き, 2019)

 

地理はグループ3(だったはず)の社会系科目の1つとして開講されます。

上の引用部分にもあるように、「時間」を経て対象の事例がどのように変化してきたのか

追求することが出来る教科になります。

ただ単語を覚えさせるに留めることが無いよう、

なぜそのような状態になるのか、どのように解決すべきか、

その解決策は本当に「善」とされるべきなのだろうか、 などなど

様々な繋がりを意識させてくれる教科です。やるなDP。

 

ちなみにガイドを読んでいると

「以前であれば想像すらしなかった方法で現実を解釈し理解するスキルを与えてくれ、これからの生涯にわたって生き続けるであろう科目は唯一『地理』でした」

とさえ言わせているので(by リオデジャネイロのDP生)

なかなかにすごい視点を養わせてくれる教科とも言えそうです。

確かに、物事の繋がりを意識させると同時に文章の筋道の立て方を教えてくれたのは

地理だったような気がする。

 

HLはこんな人におすすめ!

 

とか書いてますが葉山はHL勢じゃないです。

あくまで周囲の反応や環境を見て、独断と偏見で書いています。

 

地理が好きな人

 

これはそうでしょう。

全教科に言えることなので割愛します(面倒になったわけではない)

 

比較的長文書くのが好きな人

 

これは文系民には朗報なんじゃないでしょうか。

最終評価の部分でもちょこっと説明すると思いますが

地理の回答には短答系と長文回答系があります。

そして地理は(生物もそうですが)加点式です。

変なことを書いたからといって減点にはなりません。

(だからと言ってアメリカの工業問題について書けと言われているところに

イギリスの農業の話を書くのは流石に違いますが)

そのため、自分の持っている記憶とか情報を

いかに根気強く、長文で書くことが出来るかが勝負になります。

 

ずばり、SLとHLの違いは?

 

ガイドによると地理においてSL / HL の違いは以下の2点。

  1. SL生は選択科目を2つ履修するが、HL生は3つ履修すること
  2. どちらも「グローバルな変化」を学ぶが、HLは加えて「グローバルな相互作用」について学習する

 

ですがどちらもフィールドワークを内部評価に使うと。

意外とSLとHLと分かれても共通点が多い科目かもしれません。

 

授業を見ていてSL民の葉山が感じることは、

授業のノリ自体はおそらくHLと変わらなさそうだということ。

(これは実際小説の相棒ちゃん(HL)も同じこと言ってました)

同じ先生が教えているならそうなるのは当然な気がしますが、

内容が増えることはもちろん、課題もちょっと違う気がします。

これについては後述。

 

授業ではどんなことをする?

 

基本授業はグループワークです。もしかしたら葉山の学校だけかも。

大体トピックの内容を最初にパワポで説明された後

その内容に関連するケーススタディについてプレゼン資料を作って発表します。

個人的DP生のプレゼンスキルを最も養っているのはこの時間な気がする。

もちろん国語もプレゼンはしていますが、

地理はちゃんと証拠を持ってこなきゃいけないので、学術的なプレゼンと言いますか、

そんな感じ。伝われ。

 

そのため、自分の担当箇所が仮に全て終わってしまうと

他の人の手伝いができないという。(他の人は彼らなりに情報を集めているので)

そのため葉山の学校では「地理は時々暇になる授業」として名高いです。

そうならないよう葉山は時々自分の仕事の割合を増やしたり

終わった後はパワポの内容をまとめたりノート整理したりしてます。

本当に何もすることがない時はYahooニュースを見てます

 

授業中に出る課題ってどんなもの?

 

SLは基本1週間に1回課題が出ます。

大体の内容は「課題について簡単なレポートを書いてくる」とか

「授業中に終わらなかった分のプレゼン資料を作ってくる」とかです。

ですが特に後者は授業中に終わらせて仕舞えば関係ない話になりますし

課題についてのレポートもパワポまとめとついでにやってしまえば何とかなります。

そのため葉山は内心

「本当に1週間に1回出てるのか?」となります。

尚、時々先生が忘れることもある。

 

ですがHLはそうでもなさそうです。

よく課題提出サイトに地理HLの提出ボックスがあるのを見かけます。

HLにもなるとより難しい、焦点を絞った事例が出るらしく

それについてレポートとか比較プリント作ってくるとかあるみたい。

葉山はSLなのでその辺詳しく知りません。ごめんね。

 

最終評価の課題

Paper 1

 

地理のPaper 系は基本記述式のものと思っていただいて大丈夫です。

Paper 1 はその中でも「選択テーマ」に基づいて試験が行われていきます。

時間と配点は以下の通り。

SL:1h30min, 35%

HL:2h15min, 35%

HLは1つ項目が多いので、その分時間が加算されていますね。

この時間を見ると、1つのトピックにかける時間は

およそ 45min だということが予想されます。

 

選択テーマというのは、生物でもあったように

各学校で自由に融通を効かせて選べる科目のことです。

地理だと主に以下の7つがあります。

  • A:淡水
  • B:海洋と海岸線
  • C:極限環境
  • D:地球物理学的なハザード現象
  • E:余暇活動、観光
  • F:食料と健康
  • G:都市環境

意外と多いですね。

この中からSLは2つ、HLは3つ選んで学習を進めていきます。

葉山の学校だと、SLは「淡水」と「海洋と海岸線」だったかな。

 

Paper 1はそんな選択テーマで学んだことを中心に出題されます。

 

Paper 2

 

Paper 1 が選択テーマならPaper 2 は普通の教科だろと思った皆さん、

正解です。

Paper 2 では地理科目が重視している「グローバルな変化」に基づいて

基礎科目の中から出題されます。

時間と配点はこんな感じ。

SL:1h30min, 40%

HL:1h30min, 25%

時間は同じみたいですね。HLの配点比率が低いのは、Paper 3 があるからかな。

 

一応基礎科目についても解説しておくと

  • 人口の変化
  • 世界の気候
  • グローバルな資源と安全消費

さっきの選択科目を見てからこれを見るとなんか少ないですね。

ですがDPにおいて一般的な科目数って大体5〜6個な気がするので

なんとか合っている気がする。

 

Paper 3

 

これはHL科目のみの課題です。

葉山正直にいうとこの記事書くまでこの課題の正体知りませんでした。許せHL勢。

試験時間と配点はこんな感じ。

HL:1h, 20%

 

パートAとパートBがあるらしい。

ほんとすみません、葉山はSLなのでこの辺詳しくないです。

 

IA (内部評価)

 

内部評価では主に身近な地域の調査をします。

葉山の場合、葉山の住む離島にはめぼしい地形がないため

(唯一活火山だったらしい山と海岸があるだけで川も何もない)

わざわざ島外に出て川の調査をしてきました。

 

他のサンプルIAを見てもほとんどは川の調査だったような気がします。

川の場合だと、例えば堆積物の分布とか流速の違いとか川底の違いとか

そういうもののデータを集めて分析するレポートを書きます。

 

ちなみにこの時の分析にはX^2検定とかt検定とかも使います。

この辺の内容、数学でよくやる内容なので応用が効きやすいです。

(特にX^2検定はAIHL勢がやってました)

科目横断型の学びという特性をここで活かしてくるのは流石DPですね。

 

 

まとめ

 

ということで今回は、地理科目について解説してみました。

地理という枠組みにとらわれず、国語や数学、生物など

他の科目とも共通する内容が多い科目なんだなーと初めて感じた気がする。

侮れませんね。

 

 

ではでは〜。

【IBDP】 English B ってどんな教科? 課題や評価ってどんなの?

ども葉山です。

最近巷ではAIを使ったまとめが流行っているようで

先日からはてなブログでもタイトルをAIが提案できるようになったり

レポートの具体例の概要を知るためにChatGPTを使ってみたり

学校でも志望理由書がいい感じにまとめられているかChatGPTに聞けと

進路の先生がめちゃくちゃおすすめしてきたりなどしています。

葉山の場合は時々TOKの事例を選ぶのに使うのですが、

そういうAIの信憑性を測るためにたまに

怪盗キッドの正体を教えてください」と聞いています。

普通の賢い子なら「黒羽快斗」って名前が出てくるんですけど

時々「工藤新一であります」とか「クローンがどうのこうの」とか出てくるので

そういうAIはまだまだだな、と鼻で笑っています(大変失礼)

 

 

さて今回は、教科説明を再開。

今まで葉山がやっている科目(EE, TOK, CASを除き)で

 

日本語

hayamaibdip.hatenablog.com

 

生物

hayamaibdip.hatenablog.com

 

音楽

hayamaibdip.hatenablog.com

 

の3教科を説明してきました。

まだ3教科説明してないという事実には目を背けますが、

今回は残りの教科の一つ、English B(英語B)について

まとめていこうと思います。

具体的にどんな活動をしているのか、課題の内容について

いろいろとまとめてみようと思います。

 

 

 

English Bってどんな教科?

Language B is a language acquisition course designed for students with some previous experience of the target language. In the language B course, students further develop their ability to communicate in the target language through the study of language, themes and texts. In doing so, they also develop conceptual understandings of how language works, as appropriate to the level of the course.

(Language B Guide from IBO)

そもそも言語Bというものが第二言語という分類ですので

葉山にとっての英語のような、日常的には使わないものの親しみのある言語を指します。

場合によってはスペイン語やフランス語になることもあるかもしれませんが、

一応葉山の学校ではこれを「English B」として授業を進めています。

 

また、授業の内容もSLとHLで大きく分かれています(葉山の学校だけかもしれない)

 

HLはこんな人におすすめ!

進路的にEnglish Bが必要な人

大学の入試要項を見てもらうと、

時々「英語B HLで6点以上」などという文言を見ることがあります。

こんな感じで、国際バカロレア選抜に挑戦する大学の要項に

English Bが入っていることが多いです。かなり。

そのため、進路のためにHLが必要な人はとるべきです。

言わずもがなですが。

 

英語を愛してやまない人

正直English Bではかなりの英語力が求められます。

以前どこかで英検二級レベルと書きましたが、普通に語彙はもっと難しいです(主観)

多分余裕で準一級は超えると思います

そのため、英語を愛してやまない人、特に英検めちゃくちゃ高い級持っている人は

やって損はないと思います。

 

ぶっちゃけSLがいい? HLがいい?

先述したようにEnglish Bは高い英語力が求められますが、

別にSL / HLで変わることといえば(課題セクションでも説明しますが)

・Writing の字数が変わる

・Listening, Reading のレベルがちょっと違う(?)

・IOA で扱う内容がちょっと変わる

だけです。

 

正直葉山の学校はまだHLレベルのReading / Listening を実施していないので

葉山にも未知数のところがあります。

が、かなり難しくなることは確かだと思います。ひぃ。

 

授業で出される宿題は?

 

基本的には

・授業でやったテクストタイプで文章を一つ書いてくる

・IOAを録音してくる

だと思います。

テクストタイプというのは、手紙とかスピーチとかエッセイとかみたいに

異なる形式の書き方のことです。

これについてはPaper 1で詳しく解説していこうと思います。

 

最終評価の課題ってどんなの?

Paper 1 / Writing

 

いわゆるWritingです。

ですが、好きなテーマについて書けるわけではないです。

 

Paper 1ではいくつか(だいたい四つくらい)のテーマが出されて、

その下にさらに「3つのテクストタイプ」が提示されます。

私たちはそのテクストタイプの中から、

テーマに最も合致するテクストタイプを選択し

Writing Task を進めることになります。

字数と割合については、

 

SL:1h15min, 250-400words, 25%

HL:1h30min, 450-600words, 25%

です。

 

このテクストタイプ、実はかなりの数あります。

ガイドから引っ張ってきてみると、こんな感じ。

English B Texttypes

一部ダブってるのもありますが、特にマスメディアテクストはかなりの数ありますね。

授業内でこれらのテクストタイプは全て履修するのですが、

よく忘れがちになります。

そのため、そのテクストタイプは

「誰に向けるのか」

「どのように情報をまとめるのか」をしっかり整理する必要があります。

 

加えて、毎年テクストタイプには傾向があるらしく

だいたい

  • Speech
  • Letter to Editor
  • Diary / Journal
  • Proposal

あたりが頻出されているようです。(by 学校の資料)

ここら辺は覚えておいて損はないかと思われます。

 

Paper 2 Reading / Listening

 

いわゆる読み聞きの分類になります。

一般の高校や共通テストなどでもやる科目になるので、比較的親しみ深いかも。

時間や配点割合についてはこんな感じ。

SL:1h45min, 50%

HL:2h, 50%

ちなみにこの時間は、どちらも(Reading & Listening)含めての時間です。

SLはListeningが45分、Reading が1時間で実施されますが、

HLはどちらも1時間ずつとなっています。

 

DPの試験で使われる問題は言わずもがな難しいです。

そりゃ英検準一級が必要になるレベルなんだから仕方ない

逆に共通テスト無双できるんじゃないですかね(他人事)

ですが、唯一の救いになるのが

DPの問題は上から順にテクストの順番になって出てくるんです。

日本語が下手くそなので噛み砕いて説明すると、

問題がたとえば五問あったとして、

一問目の答えは絶対に一段落目付近にあるんです。

よほどのことがない限り、五問目の答えが冒頭一文目、なんてことはないです。

なので先生曰く

「わかんなかったら飛ばして全体を読んで、また最初に戻って、

を繰り返すと見つかりやすいよ」

とのことでした。

 

 

IOA (内部評価)

 

いわゆるSpeaking です。IOAことIndividual Oral Assessment、通称口述試験

DP生お得意のプレゼンが使えます。

時間と配点はこんな感じ。

SL:12~15min, 25%

HL:12~15min, 25%

意外とどっちも同じです。

違いと言えば若干HLの方が準備時間が長い(SL=15min, HL=20min)くらいしかない。

 

SLでは主にEnglish Bで習う5つの単元をもとにして話します。

  1. Identity
  2. Experience
  3. Human Ingenuity
  4. Social Organisation
  5. Sharing the Planet

この5つですね。HLもこの5つ使うので定型文で覚えましょう。

 

SLではこの5つの単元からランダムに2枚の写真が選ばれて、

関連する写真のテーマと、Anglophone Cultureについて話します。

Anglophone Culture, つまり英語圏の国の文化ですね。

先生曰く「だいたいアメリカかイギリスの話しときゃなんとかなる」らしいです。

写真から自由に想像して話ができる一方で、

写真の意味がわかりにくいものが来てしまうと詰みます。

 

一方、HLでは授業で扱う二つの文学作品をもとに話します。

葉山の学校は

でした。ディストピア好きすぎやろ

いろんなテクスト部分(学校が指定する)を使用して、

作品の主題について考えたり、Literary Devices (詩的表現)について話します。

これも文章が文章なだけに何言ってるのかわかんないことがありますが、

だいたいLiterary Devices を述べればなんとかなるんじゃないかと思います。

先生曰く

「IOAってSLよりHLの方がやりやすいよねー」とのことでした。

 

ちなみに葉山はこの前(金曜日)Final IOAが終わりました。

これ以上書くとネタバレしそうなのであまり言いませんが、

出てきたテクストが作品の中で最も好きな場面だったので

めちゃくちゃ楽しかったです(三歳児の感想)

 

まとめ

 

ということで、今回はEnglish Bの情報についていろいろまとめてみました。

Grade Boundary でも85%とらないと7点を取れない鬼畜素晴らしい科目ですので

概要をちゃんと理解した上で挑んでいきましょー。

 

ではこの辺で。

同級生IOAまだの人がんばれ

【雑談】書いていた小説が完結した話

ども葉山です。

今日は雑談会です。

そろそろ英語の本番IOAが近づいていたり、

国語のPaper 1練習があったりなどいろいろ忙しいのですが

今葉山の心はそれどころじゃないので書きます。

 

今週のお題「小さい春みつけた」らしいので一言。

昔どこかの記事で「春の香りだね」「ちょうちょが飛びそうな香りだね」って会話を

隣の理系民ちゃんとしたって話をしたのですが、

あれから理系民ちゃんがその話をずっとネタにしてきます。

今日はその理系民ちゃんとテニスの道具を取りに体育倉庫まで一緒に走りました。

「これって青春じゃね」と思っていると

理系民ちゃんが「これが青春だー!」って叫びながら走ってました。

とても面白い人です。ここに葉山の春を見つけました。

 

 

さて雑談回ですが。

タイトルの通り、小説が完結しました。

 

 

先に言っておきますが、葉山は別に小説家ではありません。

大事なことなので二回言います、小説家じゃないです。ただの高校生です。

ですが中学生の頃から暇な時は小説を書くか古事記を読むかしていただけの人です。

 

元々大好きなボカロ曲(時々J-POPだったりもした)を勝手にノベライズしていて、

好みの曲や展開を作れる曲がなくなってきたあたりから自分で書こうと思って

そうしてオリジナルの小説を作った記憶があります。

今久しぶりに呼び戻してきたんですけど、大体15万字書いてました。

期間どのくらいかは忘れましたが。

と言っても、中学生の時なので、中学生特有の厨二病的思考回路が周りに回りまくってます。

謎の魔法とか死神とか意味わかんないこと言ってます、ネタ枠だと思ってます。

でも当時の本人は至って真面目に書いてたんだろうな、と思います。

 

これと同時並行で小説書いてる親しい友達ちゃんに

「いつか合作してぇねベイベェ」と言われたので

「そうだねまいはにぃ」と返してちょっとだけ設定資料を作りました。

今回の小説は、それを引っ張り出して書いた話になりました。

なのでいまだに厨二病が残っていました。魔法とか普通に出てくる。

ちなみにその話を親しい友達ちゃんにしたら

「んなもん精神を強く持って『ヒロアカを書いてる』って思えばええんやで」と言われました。

精神を強く持って書きました。

 

どうせならとCASに登録して書きました。

なのでCASに登録した時アドバイザーに「タイマネ大丈夫そ?」て聞かれました。

大丈夫って返したけど実際大丈夫じゃなかったです。

以前どこかの記事にも書いた気がするのですが、

「何字書く」って決めて書いたのに気づけば3000くらいしか書いてない時とか

(感覚バグるけど3000字って意外と多いような)

場面がひとつも進んでいなかったり

テスト勉強のせいでファイル開けなかったり

このブログの編集したりしてある章に三ヶ月かけてしまって。

元々一ヶ月に一章終わらせる予定だったのが全然終わらない計算になりました。

推敲もしたかったのにできないです(てかしてないです、なので誤字がいっぱい)

 

そのため「やべー終わらせねーと」という使命感を持って後半ずっと書いてました。

その結果か、10万字を二週間で書く暴挙ができました。

場面で区切って書いたら思ったよりも字数が捗りました。

あと昔から展開を妄想しまくってたところだったので、筆がよく乗りました。

ということで、総字数40万字超えの大作が出来上がったわけです。

かつて15万字しかかけなかった葉山が、

今はそれくらい書けるような小説を作ることができたわけです。

 

それでもまだ誤字も全然残ってるし、

魔法だのなんだのってよくわかんない酷い単語もいっぱい出てくるし

挙げ句の果てに葉山の妄想で全完結するので急に場面が盛り上がるしご都合主義だし

というか葉山はご存知のように自己肯定感が塵屑のような人間なので

誇ることがない。

誰かに見せる自信はもっぱらないです。

でも、これだけは言えるなと思って陰ながら褒めていることが、

この一年葉山以上に文章を書いた人はいないと思います。

それだけはこの年度で褒めてあげたい所存。

 

でもせっかくなら誰かに読んでもらいたくてアンケートを取ってみました。

全然話したことないような男子とか後輩とか

さらには葉山の人となりをよく理解してそうな片手で数えられるくらいの友人が

読みたい枠に挙手してて今すごくわなわなしています。

もはやバレンタインデーに友チョコ渡しに行くレベルの緊張感が襲っています。

真面目に全員に共有するか、抽選するか悩んでます。

それはじっくり考えようかな。

 

 

とりあえず、頑張ってきたものがひとつ区切りがついたよって報告でした。