IBDPについて:現役DP生の日常

不定期更新。国際バカロレアについて現役生がぶっちゃけます。

【IBDP】CASって何? 進路に向けた正しいCASの選び方って?

 

 

どーも葉山です。

最近アクセス数を伸ばすためにタイトルを工夫してみようと思い

少しばかり今までと違うものにしてみました。

なんか「ぽい」ですね。すごい。

実は今まで何週目か数えるの大変だったので、

少しでも労力が減ったことを嬉しく思います(よくない)

 

 

 

さて、記念すべき第一回目の記事(一回目ではない)はCASについてです。

過去の記事で一度触れたことがありますね。

hayamaibdip.hatenablog.com

この辺で一度解説をしています。

ですがこれはただの感想のようなものなので興味のある方がいれば是非。

 

 

 

この記事では以下の3点をざっと説明してみようと思います。

 

1:そもそもCASとは

2:なぜCASをするのか

3:実際にやっていること

 

 

1:そもそもCASとは

IBDPにおけるCASとは略語のことです。

それぞれ、Creativity, Activity, Serviceの3つから構成されています。

CASに含まれる3つの要素

Creativity:創造性

要するに何かを作ればいいです。

何かを作る過程には自分の観点が含まれるため、

自分で何か活動に参加したり、何かを作ったりなどしたら

Creativityに入ります。

 

Activity:活動

DP生は引きこもりがちです。勉強が忙しいため、課題に集中しすぎた結果

運動能力が落ちて「わー」となることが多いです(友人の体験談)

運動して、汗をかいて、体を動かす活動をしたら

Activityに入ります。

 

Service:

DPは世界共通の科目です。そのため取得した人はグローバルに、ローカルに、

そういったコミュニティに貢献できる何かをする必要があります。

そうしたコミュニティに何か一つ貢献するような活動をしたら、

Serviceに入れることができます。

 

CASはこの3つの観点をバランスよく選ぶことが求められるわけです。

 

また、こうした活動は3つの観点のみではなく、

さまざまに組み合わせることが可能です。

例えば、自分で運動プランを作って実践してみるというものは

運動プランを作る=Creativity

実践する=Activity となります。

 

 

ここで一つ「走る距離も自分で決めるんならそれは普通のランニングじゃね」と

思う方もいると思いますが、

DPは全てにおいてこじつけが大事です。

なのでうまくこじつけることができれば観点を抑えることはできます。

 

また、この3つの観点を抑えたもので、

なおかつ自分が計画して実践したものは時々

CAS Project

と呼ばれます。

期間中、CAS Projectは一回以上することが求められています。

ちょっと難易度の上がったCASみたいなイメージを持ってもらえれば良いかなと。

 

 

そして最も重要なことは、

CASは18ヶ月間続けなければならないということ。

私の場合、DP生活が1月から始まったため、

18ヶ月となると、来年の夏前、大体7月まで行う計算となります。

もし途中で期間が途切れてしまうと、途切れた月から18ヶ月間再度カウントされます。

つまり仮にPre Exam(9月)までに終わらないと、

Final Examの勉強の途中でCASを続けなければならないという少々ハードなスケジュールになります。

たかが散歩でもわざわざ外に出るという労力と時間を勉強に使う方がこの時期効果的です。多分。

となると、途切れても良いのは3月までとなります。これ重要。

 

 

ここで一つ絶対に誤解してはいけないものが、

18ヶ月間続ける≠18ヶ月間CASを続ければ良い

ということ。

もちろん18ヶ月間CASを続けなければならないので、

18ヶ月間同じ活動を続けていると、CAS期間が途切れることはまずないです。

ですが、断言します。

同じ活動してると飽きます。

これ絶対(葉山はこの罠に嵌ってしまっています。)

このブログ記事で最も伝えたいのはこれ。

なんならこのブログもその犠牲の一つです。3月まで続けようとしてる暴挙。

時々更新頻度が落ちるのはこのためです(ごめんなさい)

ということで、面倒だとは思いますが

まずは半年くらい、うまく組み合わせながら細かくCAS Planを作っておくことを

強くお勧めします。なんならそうしてください。

 

 

2:なぜCASをするのか

Final Examのときにちょろっと書きましたが、

DP生は課題が多いです。

やっとテスト終わったと思ったのにレポートが始まったり

レポートが終わったらテストが始まったり……。

もう散々なわけでして。

こういう時にCASを息抜きにすると自分の心をリラックスすることができるわけです。

つまり趣味。自分が呼吸と同じくらいの頻度で行っていることをCASにすると

確実に行動できるわけです。

だから極論、葉山のようにコナンのアニメの感想をレポートにしてまとめて公開する

とかCreativityで登録することも可能です。

つまり自分の好きなことをする場所として活用することができるわけです。

 

また、時間が足りないということは皆さんの進路とかキャリアアップに関わる時間を

満足に取ることができないということにもなります。

DPの科目選択の際、大学の必修科目をみる機会はあると思うのですが、

例えば数学が大好きなのにレポートに追われた結果論文を読む機会がなくなったとかいう

人がいましたら、論文を読んで何を学んだかをまとめるCreativityを行うことができます。

それを共有できたらServiceにもできます。

自分の進路に向けてやりたいことをここでやっておく時間にも活用できるというわけです。

ですがこの数学くんが仮にAIHL(統計学専門の数学)科目を選択していて、

読んだ論文もまた統計学に関連するものだとこれはNG。

CASの内容は基本、選択科目の勉強を助けるような活動はしてはいけません。

つまり数学くんが数学をCAS登録するために読む論文は、関数についてとか数学者の歴史とか

そういう分野になります。あくまで推測ですが。

 

 

日本・海外ともに大学の中にはDP入試の参考資料として行ったCASの一覧を提示してくださいという

要項を記載しているものもあります。

そのため、ここでアピールしておくと審査員からの株…じゃなくて、評判も上がることもあるかと。

結局、進路と自分のやりたいことをとことん突き詰めることのできる時間を

わざわざとってくれているわけです。

それなのにテストを次々と行うIBDP……恐るべし……ッ!

 

 

3:実際にやっていること

では実際に私が今までやってきたこと・もしくはやっていることを一例として紹介してみましょう。

 

Creatitivy

・小説の執筆

 葉山の趣味です。昔から読書が好きで、本をよく読んで過ごしていたのですが、次第に

自分の好みの小説が見つからなくなり、「ないなら作ればいいのよっ」思考で書き始めました。

 今ではとある友人と設定を共有しながらぼちぼち小説を書いています。

 葉山は文学部志望なので、文章構成を書きながら学んでみようと思って。

 

Activity

・ウォーキング

 葉山の住む離島はとんでもないくらい自然が豊かです。近くに海があります。

 なのでよく海に歩きに行って海を眺めながら自販機で買ったジュースを飲むのが好きです。

 時々大声で歌っています。嘘です。

・スイミング

 夏といえば泳ぎなので。夏休み期間限定でやりたいなと思っています。

 近くにあったプールに行くルートを今考えているところです。

 

 ちなみに葉山は大の運動嫌いです。バレーボールとかサッカーとかするほどキャッキャしている

運動少女ではないです。これらもActivityに入れようと思えば入れることは可能です。

 

Service

・G7サミットに向けた動画作成

 春、友人が計画していたものに参加させていただきました。

 アイデアがないときは、こんなふうに誰かがやっているものを一緒にやらせてもらうのも

一つの手段です。この時は他校と連携して二、三本くらい動画を撮りました。

・DP生活座談会

 ちょうど今週土曜日にやろうとしている後輩対象の行事です。

 これは評判が良かったら第二回、第三回と続けていきたい。

 自分のやっていることを後輩に伝える、DPについてまだよく理解の及んでいない後輩にとって

とても貴重な機会となるのではないかなと思っています。

 葉山もそういう機会、欲しかったです。

 

Creativity + Activity

・歌の練習

 夏休みの活動としてやろうと思っています。葉山の取り柄って歌と文章能力くらいしかないので

その取り柄を伸ばすべく特定のJ-POPを歌おうと思っています。

 何を歌うかはまだ未定なので、「これ!」というものがあれば是非。

 

Activity + Service

・ジャズ部(部活)

 部活を入れてしまうと葉山の選択科目の音楽とかぶってしまうのですが、葉山はジャズ部で

主にドラムスを叩いています。音楽の単元ではパーカスしか今のところ使っていないのでセーフ。

 きっとかなりギリギリのラインを走っているので、部活を登録する際には注意してね。

 

・学校の来客案内

 葉山の学校にはよく人が来ます。ちょうどこの前、学校にいらっしゃった来客のかたに対して

葉山の学校を案内するという活動を行わせていただきました。これは学校からの依頼。

 最終的に葉山とお客様3人くらいで回っていました。

 終始笑顔の絶えない現場となりましたが、やっぱり名刺もらっとけば良かったかな〜と。 

 

Creativity + Srevice

・ブログ執筆

 これです。以上。

・学校のパンフレットデザイン

 これはかなり初めの段階で学校が依頼したものです。

 説明文を担当させていただきました。最終的にデザイン業者に渡した後から音信不通になりました。

これは先生に少し聞いてみようと思います。

 

Creativity + Activity + Service (CAS Project)

・学校を舞台にしたRPGシナリオを作成、実施

 中一の時に友人がやっていたシナリオが好きだったので。それを再編成させて謎解き脱出ゲーム的な

ものを書いてみようと今計画中です。

 その友人と、映像制作が得意な某小説を一緒に書いている奴と一緒にProject にしようと

計画をしています。まだストーリーちゃんと編纂していないので夏の課題になりそうです。

 

 

他にも葉山のアイデアで浮かばなかったものもあると思います。

また随時こんなCASがあったよーというものも公開してみようと思います。

ちなみに

100 CAS Ideas (from past IB Students) - YouTube

英語ですが海外のIB生がどんなCASを行なっていたのかを説明してくれている動画です。

これ、CASの了承を得るために先生と連携を取らないといけないことを踏まえてみると、

「Play Videogame」を選んだ人、すごく頑張ったんだろうなーと思います。

 

 

 

では今回はこの辺で。