IBDPについて:現役DP生の日常

不定期更新。国際バカロレアについて現役生がぶっちゃけます。

【IBDP】 CAS Projectって何? 実体験をもとにまとめてみた。

 

どうも葉山です。寒い。

常日頃IBDPのことを書いていますが、たまに息抜きをするためにCASをやるこの頃。

追われてはいけない存在なのにも関わらず

小説や記事の投稿などに日々追われながら生活をしています。

 

さて今回は、冒頭にもあるようにCAS Projectについてまとめてみます。

今週の水曜日(10/18)にやったので記憶が曖昧になりかけているところもありますが

どのような準備をしたか、そもそもCAS Projectとは何かについてまとめてみようと思います。

なお、今週テストがかなり多いので文章がめちゃくちゃ疲れています

というかほぼネガティブしかいません。把握お願いします。

 

 

 

 

 

 

CAS Project って?

CAS ProjectとはCASの集大成みたいなものです。

DP生はこれを一回、必ずやらなければなりません。

CAS 関連の記事を一応貼っておきますね。

 

hayamaibdip.hatenablog.com

 

hayamaibdip.hatenablog.com

 

 

求められる理想のCAS Projectとは

学校の要項に載っていたCAS Projectの条件をまとめると、

・他者と協働すること

・自らが主体的に計画をすること

・Creativity, Activity, Service のいずれか、また複数を取り上げること

・計画から実施まで一ヶ月以上を費やすこと

 

という感じになります。やはり注目すべきは他者と協力しなければならないということでしょうか。

葉山は知人と関わるのが苦手です。

というか他者と関わって時間かけるより自分でさっと文章作ったほうが楽、って人です。

なので人と協力する、ということに対してかなり高いハードルを感じていました。

なんとか仲の良い友人一人と、計画していたレクに関わりのある友人を引っ張って実施しました。

 

 

例えばどんなものがあるの?

 

同じく学校の要項に載っていたCAS Projectの例を掲載してみます。

 

単体系(Creativity, Activity, Service のいずれかのみ使用)

 

C:生徒のグループでまとまって壁画を作る

A:スポーツのチームを作り、練習し、試合に出場する

S:中学生を対象に勉強会を実施する

 

複数形(Creativity, Activity, Service を組み合わせて使用)

 

C&A:マーチングバンドの振り付けを作る

A&S:地域コミュニティの庭園における手入れを計画し実践する

C&S:ペットボトルを使っておもちゃを作成し地域の幼稚園に寄付する

C&A&S:地域の高齢者施設に住む人たちのためにダンスやパフォーマンスを計画し披露する。

 

とりあえずこんな感じです。

かなりたくさん考えることができます。

DP生はこれを必ず1つ、CAS Projectとして実践しなければならないため

冬休み前までに実践しておくことを学校側はお勧めしているみたいです。

だって1ヶ月かかるんだもん、長いよ。

 

 

実際にやってみた

何をやったの?

 

ということで、葉山も先週の水曜日にCAS Projectをやってきました。

今回葉山が行ったものは、「校内レクリエーション」の企画です。

ただの企画だと面白くないので、中学一年生の時に同級生が企画したRPG風レクを

自分なりにアレンジして企画、実行しました。

先ほど書いたあの「レクに関わりのある友人」はこの時にレクを企画していた人です。

著作権というか、その辺の関係的に葉山がお願いをしました。

 

葉山は日本文化とか土地の風土的なものに興味があることはご存知だと思いますが

たまたま葉山の学校のある離島の民話を読んでいた際、近くにあるおっきな山に

「たぬきの神様」が住んでいるという話を見つけたので、

「これは使える。」と。

ということで地域の歴史に絡めながら、同級生や先生を巻き込んだ企画をしようと決めました。

ちなみにこれはRPG風のシナリオを書くというところで「Creativity」

RPGということで様々な場所を歩き回ることから「Activity」

学校で行うという奉仕面をとって「Service」を使っています。ほぼこじつけっぽいのは気にしない。

 

こんな感じで、自分に強く関連のあるものを選ぶとやりやすいです。

なんせ自分で一ヶ月以上考えて企画して実践するわけですから、入試に使わない手はないよね。

といっても葉山の場合ただ「レクリエーションを企画しました」というだけでは要素が足りないので、

地域の歴史に絡めたシナリオを書く、というような何か一つパンチがあると面白くなると思います。

 

 

準備

 

計画書をまず作る中で、一番大切なのは何をしなければならないのかということ。

葉山はレクという日時が決まっているタイプなので、それまでにどのようなタスクをこなさないといけないか

計画書の最後の方にこそっとまとめていました。

多分これは他の勉強にも応用できそうな気がする。

 

ちなみにどのようなタスクを書いていたのかというと、

RPGのシナリオを作る

・雑学の内容を考える/印刷

・動画を撮る

・編集

・物品の準備/確認

・使用場所の許可

 

という具合です。

 

今回例の「仲の良い友人」に相談したところ動画を撮りたいとのことだったので

オープニングとエンディングに関連した動画を制作しました。

もちろん脚本は葉山が書いたのですが、ありがたいことに編集を全部友人がやってくれて

すごい人だなと思います。

 

ちなみにこの仲の良い友人、一緒に小説を書いている友人と同じなのですが

コミュ障の変人である葉山によく優しくしてくれる人です。物好きだなといつも思っています。

コミュ障を改善するために葉山から話しかけなかったら会話が始まらない謎のキャンペーンを始めたときは

流石に「怖いかもしれない」と思いましたけど(小声)

絵も描けて動画も作れて芸術センスが高い友人です。動画面白かったよ(直接言えないコミュ障)

 

本番

めちゃくちゃ緊張しました。

朝から目眩と吐き気ひどかったので余計に。

 

コミュ障が見事に発揮された進行で「すみませんでした」を連呼していました(猛省)

 

その要因として大きかったのが葉山の自信のなさです。はっきり言える。

 

魔王役を先生にお願いしたのですが、その先生、面白いということで定評がある

(少なくとも葉山はそう思っている)のですが

それでみんなが笑わなかったらどうしよう、とか。

雑学ラリーにしたのですが、雑学がわからなかったらどうしよう、とか。

謎解きに誤謬があったらどうしよう、とか。

(実際「わからん」ってブーイングは沢山来ました、うぅ。)

ストーリーに急にタヌキが出てきた時何これとか怒られないかな、とか。

 

人に任せるということができない葉山が作ったストーリーを

他の人が受け入れてくれるか不安なのです。

ただでさえ葉山はコミュ障で、言うこと全て否定される変人で、口数少なくて、

なのに学級代表やってるでしゃばり野郎とかどうせ思われているんだろうなとか

そう思うとテストで忙しいこの期間にくだらないレクに付き合わせてしまってごめんなさいと

すごく心が重かったです。気を抜けばマリアナ海溝に沈みそうなくらいに。

おまけにその仲の良い友人の雰囲気が最近ピリピリし出して

寮の距離もかなり離れたところになってしまったので相談ができず

よくこれで倒れなかったなレベルの末期患者になりながらシナリオを作って、動画を撮って、

そんな感じの日々を三ヶ月くらい過ごしていました。

 

実際、やってみてそれこそブーイングは沢山きたし、「たぬき?」となったし

反応も笑顔というより無表情が多かったので内心とても不安です(今でも)

ステラジャムの時は楽しすぎてこのまま死んでいいと思いましたが

今回は周りの反応や自分の不甲斐なさに打ちひしがれて死んでいいと思いました。

ですが終わった時、とりあえずやり切ったという安心感が強すぎて

机に突っ伏してました。

どんなに変なものでも頑張れば「やり切った感」が出て幸福になるのって

ごくたまに面倒だな、と思います。

 

これから

今、CAS Projectに参加した同級生の皆さんに感想をもらうアンケートを実施しています。

この結果をもとに、CAS Projectが良かったがどうか、判断しようと思います。

 

 

追記 2023/10/25

アンケートの結果を見たのですが、15人回答してくださっていました。

結果を五段階評価でまとめたのですが、大体「4.2」となっていて

みなさん葉山が思っていたよりも高評価だったみたいです。てっきり「2」だと思っていました。

それはそれで傷付くんですけど、

その中でも改善点の中に自身の誤植やミスをかなり責める声が多くあり…

「メモを配ったのに取りに来なかった挙句メモが欲しいと書いて評価をかなり下げた人」

「祝日と書きたかったのに休日と書いてしまいそこについて責めてきた人」など

別に責めていたとか暴言で貶していたわけではなく、実際そこは

葉山が他者からそういう意見を聞いたときに異様に考えすぎてしまう

広島に引っ越してきた時からの癖の影響です。

 

それでも前向きなコメントをしてくれた人もありがたいことにいて

そういう意見で絆されてしまう自分が心底悔しいですが

ありがとうございます。よくがんばりました。

 

 

まとめ

 

自信を持って進行しましょう。それに尽きる気がする。

葉山はコミュ障を改善しようと努力していますが、音楽以外で感情を伝えるのが普通にできません。

なんなら家族にもできません。

 

全然まとめじゃないまとめを書きましたが、

とりあえず葉山はこんな感じでCAS Projectを進めました。

きっと進める上で紆余曲折が沢山あるかと思いますが、

それでも得ることのできるものは大きいと思います。

葉山もいつか、それに気付けるようになりたいです。

 

では今週はこの辺で。