IBDPについて:現役DP生の日常

不定期更新。国際バカロレアについて現役生がぶっちゃけます。

【雑談】 柔軟な学びと個性

ども葉山です。前回も雑談回だったような気がするのですが

ちょっと考えたいことがあったので

ブログっぽい文章で徒然と考えてみようと思います。

雑談というより意見回。

 

 

今日の授業でのことです。

英語の授業中の時、一人の友人というかクラスメイトというかが席を立って

先生に交渉を始めたんですね。

「図書室でライティングしてきていいですか?」と。

 

葉山の学校、建築的にもかなり特殊で

歩いて三秒で外の敷地に出ることができるし

歩いて三十秒で図書室に行けるような。

要するに平家なんです。

多分広島県の離島中高一貫校と書いているだけで外観わかる気はしますが。

 

そのため集中できない時、よく図書室で作業をするんです。

葉山も国語のプレゼンを作るときや昼休憩の自習などによくいきます。

昼休憩は留学生や同級生が悲鳴を上げまくるのでうるさいことに変わりはないですが

それでも授業中はとても静かで、作業に集中できるいい環境なわけです。

特に葉山の場合、精神が弱っていると対人恐怖症を発症します。

そんな時に人が多い中で作業をすると、話し声とかパソコンの音がストレスで

とても逃げたくなります。

実際地理の授業は隣の席の人のパソコンの音と

後ろの席の人の話声が不愉快になってお手洗いに逃げて過呼吸になったことがありました。

ですが授業はちゃんと聞かなければならないので、よく手に爪を立てて耐えてます。

 

まぁそれは置いておいて、さっきの話。

先生はその友人の申し出に「それはないやろ」と返したんですね。

曰く、情報のリサーチとして使うなら理解できるけど

例えば雑談するためだったり、真面目に作業しないことをバレさせないためだったり

(実際残念ながらそういう人もいるのかもしれない)

なんの目的もないのに図書室に行くのは違うよね、と。

さらに、これから二年間弱、Final Examに向けて勉強をするのに

こんなことで弱音を吐いているのは違うじゃろ、と。

結局その友人含め私たちは教室でライティングをこなし、

周囲がひそひそ声で雑談をする中授業が終了したって話です。

 

この友人の話を聞いていた時(先生のいる場所が葉山にとても近かったので)

葉山も(なんか理不尽なような…)と思いました。

もちろん先生の意見も生徒の意見も納得できます。

先生も先生で、かなりたくさんの先生とその課題について過去話したらしく

情報収集以外で教室を離れるのは違うということ、

そもそも教室にいないと生徒がどこにいるのか分からないためやめてほしいとのこと、

確かによくわかります。

先生という立場上、日本の成績も付けなければならないため

そりゃ生徒の学習の態度を見るのが先生という役割もよくわかります。

 

ただ生徒の意見、というか友達の意見、葉山はよく感じることだったので

正直「うっわ理不尽」と思ったのも事実です。

最近はインターネット高校や一部の時間だけ行けば良いなど

様々な生徒のニーズに合わせた授業形態が展開される教育が進んでいて

その中で生徒の「多様性」を重視しています。

もちろんそれは、数学が得意、国語が得意という科目に限らず

例えばプレゼンが得意な人はプレゼンコンテストにどんどん参加したり

葉山のように人と関わることが苦手な人は極力関わらない範囲で学習を進めるなど

ネットか実際かに関わらず伸び伸びと個性を生かした学習を進めるということが

私たちの多様性を認めること、生きやすい社会にすることに強く貢献するんだと思います。

 

そういう個性を受け入れられるような、それを伸ばせる学び方ができるような

そんな学び方を推奨できるような「環境」がたくさんの人の思いでできればいいなと

考えながら授業中ライティングをしていましたという話です。