IBDPについて:現役DP生の日常

不定期更新。国際バカロレアについて現役生がぶっちゃけます。

第九週:Oxfordの二週間

お久しぶりです、葉山です。

ここ二週間ブログをサボりました。というかサボらなくちゃいけない理由が。

どこかで書いた気もしましたが、

春休みの期間、私実は

 

 

 

Oxfordに留学してきました。

 

 

 

正確にいうと二週間とあるプログラムに参加してきました。

というか留学って響きがなんか好き。かっこいい。

現地に飛んで、実際にOxfordの授業を受けました。

言葉にしたらとてもシンプル。でも楽しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず簡単にOxfordについての説明を。

イギリスのOxford Cityは学園都市と呼ぶにふさわしい、学びの場です。

街全体が大学の敷地といっても過言ではないくらい敷地が広い。

そして理系や文系もさらには芸術系も楽しめる、最高の学習環境があります。

そんなOxford大学ですが、作られたのは11世紀ごろ。だったはず。

日本の11世紀といえば平安時代ですから、

道長「月は俺のものじゃ!」

と謳っていた頃、イギリスではすでに先人が学びを進めていたわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が海外に抵抗感を感じていたのはこの歴史の差が原因でして。

世界史や海外の話を聞いていると、やはりどうしても

「日本って遅れてるよなー」感が強くて。

どれだけ日本文化を愛していても、日本の歴史が素晴らしくても、アニオタでも、

海外を見てしまうと日本の小ささを感じて勝手に惨めになってました。

だから今回、Oxford大学に、海外に行くことで改めて日本に向き合いたいと

そう思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

向こうの学習はとても面白いものでした。

きっと大学の本格的な授業になればある程度の分野が決まって話を進めるのでしょうが

今回はOxford入門編! みたいな感じで

Oxford大学関連、イギリスの革命関連の話、さらには日本の話などなど

理系も文系もごった返しって感じでした。

ただすごかったのは、そんな長い歴史の遺物を実際に見に行けること。

アリスの作者さんの話をしたと思えばアリスショップに行けたり、

ドードーの話をしたと思えば剥製がある博物館に、

絵画の話をしたと思えばロンドンでひまわりを見に、

とにかくすぐいろんなものを見ることができる。しかも基本無料で。

これはどういうことなんだ!? と私は目がまん丸状態。常に。

やっぱり日本は遅れているのかもしれない……。とクヨクヨしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもいい事もありました。

イギリスの博物館でも、日本の展示はちゃんとあること。

侍の甲冑や私の大好きな日本刀、浮世絵、さらには茶室まで。

日本文化は世界の認める「美」として確かに存在していました。

確かに遅れていると思うかもしれないけど、それでも確かに世界には評価されていて

それがただ私には誇らしかった。

まだ刀のことも、日本の歴史もあまり詳しく知らないかもしれないし、

ちっぽけで遅れている国かもしれないけど、

それでもやっぱり日本は素晴らしい国だな、と改めて感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、授業でも日本の話を扱うことがありました。

日本の歴史の話、有名人の話、有名な場所などなど。

歴史の話を先生が聞いてきた時、私は自分の言葉で江戸幕府を語ることが出来ました。

戦国時代も好きですが、初めて日本内で平和を実現した江戸幕府、特に

徳川家康の話を英語で、自分の言葉で、話すことができたのはとてもいい経験でした。

歴史に限らずですが、好きなものをどんな言語、どんな手法であれど

堂々と自分の言葉で語れることって大切だなと改めて感じた二週間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来週から授業が再開するのでまた話を書いていければと思います。

ではこの辺で。