IBDPについて:現役DP生の日常

不定期更新。国際バカロレアについて現役生がぶっちゃけます。

【IBDP】 DPの教科書ってどうするの? 費用はどれくらい?

ども葉山です。

最近モチベが低下しておりまして、

音楽のImproの分析は終わらないどころか

今度の国語のIOAに使うアウトラインが完成していないやら

数学のIAに至っては内容ほぼやり直しみたいな状態で

休日に196×7(=1372)個のデータをまとめ上げる修羅場をこなしていました。

先生とモチベが下がった要因について議論した結果、どうやら一月に始めた

「あんスタ」のやりすぎっぽいことが判明したためついにパスワードをかけました。

消せるなら消したいんですけど、データが消えるのが怖くてできません。

推しを頑張ってゲットしたので、その努力が消えるのは嫌で……。

 

 

さて、先日後輩からこんなことを聞かれました。

 

Q:先輩って教科書どう選びました?

A:(これは使えるぞ……。)

 

ということで。

今回の記事ではIBDPを進める上で使う教科書について色々まとめてみようと思います。

 

 

 

高校の教科書 VS IBDP の教科書

 

紙が配布された話

 

一般の高校生は、高校で指定される教科書を前年度末に購入する形だと思います。

葉山は普通の高校生じゃない(普通校じゃない)のでわかりませんが、多分そう。

DPも広い目で見たらそんな感じです。

葉山の場合ですと

DP一年目、つまり高校一年生の1月が始まる頃に学年全員に紙が配られました。

担当科目に必要な教材と学校で申し込みができるかできないか、費用など。

そんなものがズラーっと書いてありました。

全教科(グループを無視して)合わせると多分20行は超えていた様な気がする。多い。

ですが、これはあくまでグループを無視した話

 

補足:IBの科目Group について

 

IBの科目はGroup 1 ~ 6 まで分かれていて、その中から一つ選択して履修します。

大まかな枠組みは基本変わらず、

 

Group 1 : 言語A

Group 2 : 言語B

Group 3 : 個人と社会

Group 4 : 理科

Group 5 : 数学

Group 6 : 芸術

です。

 

それぞれの科目に対応するように教科が分類されていて、

例えば地理→Group 3 とか 生物→Group 4とか。

言語A / B の違いは以前説明した通り、第一言語か習得言語(第二言語)かの違いです。

ちなみに該当する科目を綺麗に文部科学省様が分類してくださっていたので

↓URL貼っときますね。(EEやTOKの説明もある万能サイトだったりする。)

https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/dp/

 

一般の高校と絶対これが違うと思うところ

 

端的に言うと、圧倒的厚いです。

普通の高校の教科書って、大体300ページくらいだと思うんですけど、

ちょうど単行本一冊、もしくはちょっと分厚いくらいです。多分。

ですが、国際バカロレアで用いられる教科書、特に専用の教科書に至っては

ページ数、800超えてます。

名探偵コナンを見ている葉山からすれば、鈍器と変わりないレベルの重さです。

「こんなのまともに読むのか」と思いますが、

実際練習問題が数多く乗っているので、よく見て復習したり宿題になったりします。

 

ちなみに、こういう公式が出してくれている教科書って

「Paper 1型」「2型」「3型」的な感じで出題を分けてくれている場合があります。

葉山の使っている「Math AI HL」のテキストは少なくともこれ。

最終試験の対策にもってこいですね。

 

 

どうやって買うの?

 

学校がまとめて買ってくれる場合

 

さっきもちょこっと触れましたが、

各グループに応じて必要な教科書は基本学校あるいは担当の教員が示してくれます。

例えば、日本語生物なら「生物基礎的な教科書」+「練習問題集」

Math AI HLだったら「Math AI HL Textbook」みたいな感じで。

(名前うろ覚えなので適当です。)

 

ここで気になるのは値段ですが、

日本語の教科書はかなり安いです。私の生物の教科書が700円くらいだったかな。

さすが日本の教育です。

一方、IBDP専用の教科書、Official Book的なものはマジで値段が高いです。

私が学校から提示された紙の記憶を頑張って掘り起こすと、13000円くらいだったような。

とにかく、日本の教科書とは比にならないレベルの高さでした。

 

そのため、学校で買うよりも自分でいろいろ探して購入することも推奨されています。

紙が配られる時、表の中に「出版社」だったり「ISBN」が書いてあったりするので

それを頼りに、自分で探して頼むってことをするのも一つの手段です。

せっかくなので、著名なサイトを漁りながら比較してみましょう。

 

自分で買う場合

Cambridge / Oxford の公式テキスト

 

IBDPで使うテキスト、出どころはおおよそこの二つです。さすが世界ツートップ。

葉山の教科書で言うと、英語はCambridge・数学はOxfordでした。

それぞれの値段を見てみると、

English B Textbook (Cambridge)

English B for the IB Diploma English B | English B for the IB Diploma | Cambridge University Press

 

Math AI HL Textbook (Oxford)

https://global.oup.com/education/product/oxford-ib-diploma-programme-ib-mathematics-applications-and-interpretation-higher-level-print-and-enhanced-online-course-book-pack-9780198427049?region=international

 

現在の為替レートで計算すると、

英語→7625.37円

数学→13536.14円

ただこれに送料も追加されることを考えると、かなりの値段になりそうです。

 

公式から出されているというのは、かなり信頼感ありますよね。

また、新品で買えるのかな、これはかなりありがたいと思います。

 

メルカリ・Amazon などの通販サイト

 

日本でもIBDPが導入されているので、中にはこういう一般的な通販に売っていることも

多々あります。

私も確か、ほとんどこの辺で買った気がします。母がそういうの好きなので。

ちょっと全種類調べるのは難しいので、上記三種類のサイトを比較してみますね。

(2024/01/15時点)

 

English B Textbook (Amazon)

English B Textbook (メルカリ)

Math AI HL Textbook (Amazon)

公式と比較すると、圧倒的にAmazonは安いことがよくわかると思います。

また、メルカリにごく稀に登場する格安のテキストなどは

運が良ければ見つけることができるかもしれませんね。

 

ただ、メルカリで注意したいのは

書き込みの有無  です。

Amazonで書き込みの心配はおそらくないと思うのですが、

何せメルカリは持ち主がかつて「使っていた」ものなので。

それをどこまで許容できるかは、購入される時によく考える/相談することをお勧めします。

 

あと、ISBNの違いにも気をつけた方がいいです。

これが一つでも違うと、含まれている内容に大差が生まれます。

例えば「旧バージョンを買っちゃった」「Cambridgeの買っちゃった」など

本当に求められているものと合致しているか、丁寧に確認してください。

 

例外

 

ここからは、葉山が一年過ごしてみて考えたことを含めながら、

買うときの例外品についてご紹介します。

 

国語のテキスト

 

国語の分析に用いる文学テクストは、各単元で変わります。

葉山の学校だと、ある時は詩集、ある時は小説、ある時はビジュアルテクストなど

その分野は多岐にわたっています。

今度使うのは確か、「山月記」だったかな。

そのため、各単元が始まる前にテキストを購入する形式になります。

また、「山月記」や「詩集」は短編が集まって一つの本になっていますよね。

こうした本は、作者や出版社の 文学体系 を意識されていることが多いため

ISBNが違うと分析が成り行かないなんてことも有り得ます。

 

音楽

 

学校「これ学校で注文できないから個人で買ってね」

なーんてことも有ります。

葉山の音楽の教科書はそのタイプでした。

そのため、中古でなんとか探して買ったんですけど

前回使っていた人のメッセージみたいなものがたくさん残されていました。

「彼はあなたのこと、悪く思ってはいないはずよ?」と英語で書いてある付箋を目にした時は

音楽の授業中に青春が……。と授業中に天を仰いだとか仰いでないとか。

 

今まで使っていた教科書が……

 

最後に教科書関連でこそっと。

これは本当に葉山の主観ですが、

今まで使っていた教科書、取っておいて損はないと思います。

そりゃ処分したくなる気持ちも十分にわかりますが、

特に音楽は中学生の教科書に書いてある理論で半分くらい説明できますし、

国語も古文演習のページを残しておいたり、

生物や地理の基礎的な知識、

(特に地理民、地図帳は取っておきましょう。かなり使います。)

英語の基本文法のおさらいなどかなり使い勝手いいです。

 

ちなみに葉山は中学の音楽の教科書全種類と

高一で使った言語文化の教科書、

科学と人間生活の教科書、

中学生の時に頑張った英語ワークブックを部屋に飾っています。

なんなら音楽の教科書(理論が乗ってるやつ)は毎授業持って行ってるレベルで

よく使っています。

 

まとめ

 

今回の記事では、DPの教科書問題についてまとめてみました。

英語と数学を基に分析すると、圧倒的にAmazonで買う方が安いという結論になりましたね。

ただ、信頼できるかだったり、各々のこだわりによってはさまざまな選択があると思います。

それはそれぞれのニーズに合わせて選択していただければ問題ないかなーと、

あくまで一個人の主観ですが。

 

では、今回はこの辺で。