IBDPについて:現役DP生の日常

不定期更新。国際バカロレアについて現役生がぶっちゃけます。

第一六週:国語に追われる一週間

 

ども、葉山です。

あっという間に六月ですね。そして梅雨に入りました。

世間では台風2号か3号かその辺が猛威を奮っている様なニュースをしていますが、

皆様大丈夫でしょうか。

葉山のところにはあまりそのような被害はないです。

 

 

 

 

 

というか離島の学校なので自然が豊かなんです。

豊かすぎるんです。

どれくらい豊かかというと、

雨降った日、コンクリの廊下にカタツムリやらナメクジやらを容易に見つけることが

できるくらい。

いいですよね、カタツムリ。あー梅雨だなーって感じがする。気のせいかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、日本語検定ですが

 

ついに明日です。

 

きゃーこわい(棒)

危機感がなくて大丈夫かと思いますが、これでも昨年度の過去問9割取れるくらいには

解き直してきたのである程度努力を認めるほどにはなっているかな、と。

でもいまだに単語見ても頭に入ってないなーってのあるし

過去問見て思ったけど参考書に載っているものが全てではないんですよね。

漢字検定のときは特定級の漢字全て頭に叩き込めばいけたんですけど、

日本語検定は知識に限らず日本人の勘を使うというか、

察する能力を使わないといけないなーと感じました。

こういう時に読書とか、小説とか書いていて良かったなーとうたた思います。

(終わってから言え)

ちなみに「うたた」って「益々」と同義なんですって。

こうやって誰かに見られる形になるところで使うと

案外記憶に定着しやすいですよね。

 

 

 

 

 

そんな今週だからこそ課題を早めに終わらせておこうと思い、

今週の数学の課題を先週にこなし

「よっしゃ、今週は何もないぜヒャッホー!!!」と検定勉強をしていました。

 

 

だがこれで終わらないのがDP(n回目)

 

 

 

そう、意地悪なことに今週サマティブなんです。

というか今日(6月9日(金))でした。けっ。

 

 

hayamaibdip.hatenablog.com

hayamaibdip.hatenablog.com

 

サマティブについては過去この辺で書いている気がしますので是非。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今週のサマティブは何かと言いますと、

国語:Paper 2型

意外と難題に数えられるサマティブの一つだと思います。

あれ、日本語検定もやって国語のテストもやって

葉山は今週どれだけ国語に追われればいいんですか?! は?!

……失礼、取り乱しました。

 

 

 

Paper 2型というのは、比較分析文のことです。

対象、もしくは個人で好きな様に選ぶことのできる二作品について

当日試験直前に開示される問い(選択式)を元にまとめるもの。

これの厄介なところは、

1:テクストを試験会場に持って入れないこと

2:問いを事前に告知してくれないこと

です。

 

 

これがどれくらい難しいかと言われますと、

例えば葉山の大好きな「銀河鉄道の夜」と

そうですね、最近ドスくんにハマっているので「罪と罰」。

この二作品を分析したとしましょう。

 

観点はさまざまあると思いますが、

例えばモチーフの描かれ方。

あるいは主人公の置き方。

友人や家族関係などそれを取り巻く人物環境。

主題の描かれ方。

情景描写。

うーむ色々ありますね(ここで感心してどうする)

あ、ちなみにこの辺の分析は

大体その作品の主軸とモチーフが分かれば大体こじつけでいけます。

自分が読んでて何を感じたか、どこでそれを感じたのか。

それを表現と結びつけて書いたら大体「効果的な」説明になります。多分。

 

ここで難しいポイントその1「テクスト持ち込み不可」スキル発動!

これ、分析するのはいいんですけど、テクスト持ち込めないということは

文中からの正確な引用ができない、つまり

 

信憑性のある根拠が使えない

 

ということです。これはなかなかに致命的。

しかし、先輩のサンプルを見てみるとですね。

なんと正確に引用しているんですよ。これはすごい。

要するにIBが言いたいことは、

「覚えるのではなく、

覚えるくらい読み込んでこい。」

ということ。やるなIB……。くぅ……。

 

 

 

 

そしてさらに厄介ポイント2「問い告知なし」発動!

こんなに苦労して覚える、あるいは

「よし、完璧に論の構成を組んできたぞ!」

と思っても問いがそうとは限らないのです。

つまり、どれだけ一人称の分析をしても、主人公の分析をしても、

友人関係や情景描写の分析をしても、

 

それがテストで出る確証はないのです。

ふーん、やるじゃねぇか……(遺言)

 

 

 

それは例えるなら、銀河鉄道の夜罪と罰を比較してきたのに

急に「食の描かれ方」とか「技術の発展について」とか言われても……

ってことです。牛乳の話とか書いても主題へのコネクションが弱すぎる。

 

つまりPaper2とは運ゲーなのです。

 

葉山も今回主題分析で行ったのに指定作品に描かれていない

「死」のあり方とか「都市」の描かれ方とか出てきて、

試験中に「詰んだな」と笑ってました。

隣の席の人間に後で「笑ってたやろおま」と言われるくらいの絶望。

なんとか「教訓=主題」に結びつけて書いたのですがうまく行っているかどうか……

 

IBDPはこじつけの教科です。

きっと。

 

 

 

ではこの辺で。検定行ってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023/06/11追記。

 

日本語検定行ってきました。

会場の人数が少なすぎたのと場所が意味不明すぎてかれこれ数分迷ってました。

しかも一級、受ける人が私とおばさま二人と。他の級も小学生ばっかりで。

(いや高校生いないんかーい)

となりながらいざ問題オープン。

スラスラ(ではない)頑張って解いていたのですが、ここで一つアクシデント。

昨年度の過去問を中心に勉強していたのですが、

 

なんと、過去問にない形式問題が……。

葉山(え、これ、つ、詰んだ……?)

 

 

はい、頭が真っ白になりました。

葉山はこの通り離島のIB校に通っておりまして、まぁ倍率のえぐいことを通りぬけ

試験や面接、演説などもやってきたのですが。

その度に「これはいける。」と自信を持って会場に行き、帰ってくることが殆どで。

というかすべての機会においてそうなるように万全の努力と準備をし、

あの詰んでた国語Paper2や数学テストすら乗り越えてきたのに、

それを越すほどの絶望感が押し寄せました。

なぜ参考書の範囲にすら載っていない語彙が出るのか、

なぜ過去問形式にすら載っていない問題形式が出るのか、

終わった後葉山は送迎をしてくれた母上に謎にキレてました。ごめん母上。

母「でも手応えはあったんでしょ?」

葉山「包丁で豆腐を切ったくらいの手応えです。」

母「あーそれは大変だー(棒)」

 

 

 

 

やはり一級は難しいですね。

わからなかったところを明日辺り先生に聞いてみようかな。

ですが、これで一段落ですね。肩の荷がおりました。

よーし次はディベートに、生物のレポートに、数学のテストかな。

DP生、休む暇がないですね。よし、気合入れていくぞー!

では。