どうも葉山です。
最終試験が終わり、進路の話が盛んになっています。
かくいう葉山も例外ではなく、
実は今度一週間近く受験のために東京に行かなければならないという。
受験のため、とはいえど、自分の故郷に長期間帰れるのはとても幸せなので楽しみ。
でも全然面接も小論文も学校で練習できずに行かなければならないので、
その弊害を感じながら今必死になって小論文解いてます。タノスィ……。(死にかけ)
さて今回は、これまでの活動を振り返る枠です。
最終試験、我々IB生の人生を決めると言っても過言ではない試験に向けて
実際にIB生:葉山はどんな準備をしたのか?
それぞれの教科で振り返ってみようと思います。
なのでとんでもなく長文です。根気強い人だけ読んでください。
最終試験(Final Exam)って?
最終試験とは、文字通り国際バカロレア・ディプロマプログラムの
最終成績を決める試験です。
IBDPをマリオに例えるなら、この最終試験はラスボスのクッパ枠に当たります。
※正直マリオ詳しくないので適当
この試験で出た点数が、われわれDP生が一年ちょいかけて取り組んできた
国際バカロレア資格の最終成績になるわけです。
すごい権威です。権力の象徴です。不動明王並みの貫禄があります(主観)
模擬試験(Mock Exam)と違ったことってあった?
個人的に一番違ったな、と思うのが
「緊張感」でした。
そりゃ確かに試験前にはめちゃくちゃ緊張したし、目がぐるぐるしていました。
しかし準備期間の時には、
模擬試験と違ってある程度「こうなるだろう」ってことが分かっていたので
自分の苦手を淡々と潰すだけの準備期間を過ごしていました。
なので「何が起きるかわかんない……怖い……吐きそう……。」とまでの
緊張感がない状態で葉山は挑むことができました。
これはあくまで葉山の話なので、
他のDP生はもっと緊張感持ってこの試験に挑んだかもしれませんし、
葉山の危機察知能力が異様に下がってしまっただけかもしれない。
信憑性は低いです。
実際どれくらいの準備期間だった?
模擬試験が終わった後からの期間なので、実質2〜3ヶ月。
しかし、模擬試験対策でもある程度最終試験を見越していたので、
総じて半年分ぐらいかかっているのかもしれません。
ですが、模擬試験の反省を受けて最終試験の勉強をするという観点では、
模擬試験の時よりも圧倒的に時間はなかったかも。
その分、授業中の自習時間や放課後のスケジュール管理で補っていた感じです。
この辺の解説するなら、折角なので葉山のルーティーン第3回やりたいですね。
各科目ごとに考えてみる
ではここから、最終試験に向けて葉山が取っている全六科目を
どんなふうに対策したのか、振り返ってみようと思います。
音楽
正直に書くと、
何もしてない。
というか、音楽の課題ってほんとに7月で全部終了なんですよ。
Mock Exam の最中に先生からいろいろいちゃもん言われたとはいえど、
二学期になったらもう課題完全にIBOに提出された後でして、暇人ムーブかましてました。
これはFilmクラスも一緒。
おかげで授業中はほぼ自習タイムみたいな感じだったので
ひたすら数学解きながら先生の雑談に乗っかってました。
先生が最近買った出前みたいなバイクの話とか、大学の思い出話とか、いろいろと。
国語
国語はひたすら授業で扱った書籍を読み漁っていました。
特に葉山は、授業で扱ったテクストを2つだけとことん読み込むタイプだったので、
(本当はあらゆる問いに対応できるようになるべく、3つ以上テクストを
覚えていくことがIBOから推奨されている。が、脳のキャパが足りない。)
情景描写や関係性、作品の主題を顕著に表している一文なんかを見つけるたびに
ハイライトを入れたり、ノートにまとめたりして対策していました。
正直本文引用はしたかったんですけど、引用をしてしまうと内容の「説明」にとどまってしまい
内容の「分析」に至らないのが葉山の文章の癖なので、
このような記述が見られたため、みたいなノリで書き進めることを意識していた気がする。
あとは、過去課題でやったボロボロの記述課題を全部引っ張り出してきて、
そこに書かれている先生のコメントを見返して自分の文章の改善点や意識すべき点を把握してた。
本番前にもクラス内で記述練習はしていたのですが、
点数をつけるのがクラスメイトだったということや、
(あくまで、先生とは違う観点で見られるということのメリットとデメリットの観点の話)
唐突に渡された高得点サンプルが自分の書き方とあまりに異なっていたため
論の書き方に迷走してしまって。
なので、どういう論になっても、一貫性を持った形に見えるようにするということと、
言いたいことや言うべき観点をしっかり抑えること、
そのための書き方などをずっと特訓していました。
この辺は課題解説のコーナーでまた詳しく書こうと思いますが。
ちなみに、記述練習ですが、授業内では基本的に原稿用紙で書いていたんですけど、
自分での練習では腱鞘炎のリスクと時間のことを考えてパソコンでやってました。
見返した時にすぐ推敲できたり、段落をそのまま移動できたり、いいこといっぱい。
この時期の葉山は、 word と Excel と共生してた。
数学
理論の復習はたまたま昔まとめノートを作っていたのでそれを用いてやってました。
ですが正直なところ、数学はひたすらやるのみだと思っています。
やってみないと、理論が全然定着しなかったです。葉山の場合ですが。
確かにIBDPの数学って電卓といかに友達になれるかによって時間管理や点数が
大きく変化する科目だと思います。
そのため、この問題が来たら、この数字がここに入って、このツールを使って、みたいな
さまざまな状況に対応できるようにずっと過去問や学校のプリントを回していました。
生物でもちょっと感じたのですが、
なんとなく「この問い方〇〇年の過去問の問い方と一緒だ」みたいな問題がいくつかあったので、
パターンで挑んだおかげで一応時間内に全部の問題に何らかの回答を書くことができました。
点数はまだわかんないけど。
英語
英語は主に Writing, Reading, Listening の対策に励んでいました。
Speaking は 三月に実施したIOAで点数が決まっているので、今対策してもどうしようもない。
IBのWriting は、テクストタイプをどれだけ把握するかが鍵だと思っています。
そのため、学校で配布された授業資料を改造し、18種類くらいのテクストタイプの書き方や
構成、コンテクストなどを全部まとめた冊子を制作してました。
最終試験の記事にも書いたのですが、本番の時、パソコンは没収されてしまうので
紙の資料を作って持ち込んでおいたのは、めちゃくちゃ良い作戦だったなと思っております。
Reading は、過去問を解く。
葉山はReading と Listening が苦手なので過去問を使って練習しようかと思ったのですが、
Listening の音声データが著作権の関係でなかなか見つからなかったので、
渋々Reading の対策をしてました。
基本部屋で一人だったので、一文を丁寧に日本語に翻訳した上で内容を確実に理解すること、
答え方や選択肢に知らない英単語が出てきた時にはそれを調べ上げ、
例文を含めて説明に取り入れることで確実に覚える、なんてことをしていました。
日本語に翻訳した文章は一人で喋っていると虚しくなるので、
先日ワイルドバンチフェスに行った時にキタニのグッズとして購入した
たっちゃんクリップに向かって説明してました。東大パワーを授かろうと思って。
……虚しい。
Listening はこんな感じで全くデータがなかったので、
いろんな発音に耳がなれるように、BBCニュースをずっと聴いていました。
それをなるべく理解できるように、少なくとも単語として認識できるように、
ディクテーションをずっとやってた気がする。
ディクテーション大好き。楽しい。永遠にできる。いや誇張したかも。
おかげで本番も、粒揃った状態で聴くことができたような感じがします。
生物
生物は初日開催だったこととほぼ暗記ゲーだということもあり、
前日、前々日はひたすらまとめノートを読み返していました。
自分が練習用に作ってたまとめノート、苦手中心にまとめたやつなんですけど、
それ読めば大抵のことはカバーできるかなという感じでまとめてたので
知識の総復習に使えて便利だったなーと感じています。
ちなみに生物のまとめノートを作るときに心がけたこととしては、
「過去問のマークポイント(?)通りにまとめる」です。
炭素循環とか二名法の問題然り、こういう書き方と要点を押さえていれば
IBOは点をつけてくれる、という形でノートにまとめておくと
それを読みながら(あるいは書きながら)「ここが点になる」というのを確認する癖がついて
便利だったなーと。
あとやったことと言えば、このブログお馴染みの
脳死P1周回
です。
一応説明すると、生物のPaper 1 というのは四つの選択肢から答えを選ぶ選択式問なので、
何も考えずに四択を反射で選ぶ訓練ができるということから、
「Paper 1 は脳死でも周回できる」という葉山の持論をもとに生まれた練習方法です。
ちなみに葉山は毎朝15分と前日の夜、当日午前中含めてこの脳死周回をやってました。
学校でもらえた過去問が5月試験と11月試験を含めておそらく8回分くらいあったので、
罫線引いて、全ての過去問を一ページに書けるようなシステムを作って、
あとはひたすら解く。
このとき葉山は一発で全ての過去問満点取れるまで終われないチャレンジしてました。
結果、Paper 1 は全ての過去問を三周くらいしたかな、つまり24回分か、
回数多い割に、隙間時間で復習できるので全人類にお勧めしたい練習法です。
地理
地理は正直、事例暗記ゲーだと思っています。
特に長文記述問題とか、自分の考えとそれに合致する事例から有効性を評価するーみたいな、
とにかく「そのトピックに関連した事例をいくつ覚えて、どの程度評価するか」が鍵になる
そんな科目だとずっと考えてました。
つまり Mock Exam の記事でも書いたような気がしますが、
地理は暗記ゲー。(2回目)
なので正直一番ウェイトを割いていないです。(地理に失礼)
もうちょっと正確に書くならば、地理に要する脳のメモリーを、
先に国数生の個人的三魔神に割いた後、地理をひたすら叩き込む算段です。
この心構えには地理の日程が数学終了後一週間〜二週間程度の空きがあったことも
大きく影響してるけど……。
って話を化学やってる隣の理系民ちゃんに話したら
「私化学、二周目にある。空きなんてない。」と、この世の終わりみたいな顔してました。
いやごめんて。どんまい。
ということで地理は、自習中や空き時間に事例まとめノートや必要な語句をまとめたノートを
ひたすらに読み込んで対策していました。
しかも、ただ読むのではなく、誰かに説明する形で話す。
こうすることで、自分の中で情報を理解し、落とし込み、記述せずとも説明することができるという
神サイクルを回すことができます。
葉山はこれを寝る前にやってたので、布団にいるリスの抱き枕とか
時々たっちゃんクリップ(2回目の登場)とかに説明して頭に知識を叩き込んでました。
意外と話したことって頭の中に残るらしいので(個人差はもちろんありますが)
テスト中にキーワードが出てきたら、それに関連するノートのページとか
自分が説明した内容がふっと出てきて、とても良い練習方法だったな、と思ってます。
おまけ:生活面
ここからは、現役DP生が最終試験まで気を使っていたこと:生活面 をお届けします。
具体的な生活リズムとか、メンタルの保ち方とか、いろいろと参考になることがあればいいなー。
睡眠時間
このブログの古参組はよくわかっていらっしゃると思いますが、
葉山は睡眠時間をかなり長い間取らないと日中頭が働きません。
そのため、基本は22:30就寝を心がけていました。
逆にそれを過ぎる時は、大抵の場合精神が荒れている時です。
むしろ朝起きる時間を早くしていました。
具体的な数字を出すと、5:45起床です。6:30に起きていた人間とは到底思えません。
この時間に起きて、ぐうたらしながら着替えて、顔を洗って、寝ます(二度寝)
でも、この45分ができたことで、
朝ごはんから帰った後歯磨きをしてすぐ学校に行く、ってサイクルを確立できました。
面倒なことは早く終わらせる。これに尽きます。
なのに今全然朝起きられません。なぜ。
メンタル
これも古参組ならわかると思うのですが
葉山はメンタルのアップダウンがとんでも無く激しいです。
唐突に機嫌が良くなって初めて電子書籍を買ってみたと思ったら、
買ったことに後悔して二時間後に本気で鬱になったりします。
そういう時はすぐ寝るんですけど、これは関係ない話。
ですがこの時期、そんな電子書籍如きでメンタルが荒れるわけもなく。
進路面での荒れがかなりひどかったです。
最終試験前になったら流石にクラスメイトが最終試験に集中しだしたけど、
やれ教室の中央で「私奨学金通ったー!!!!!」と騒ぎ散らかしたり、
やれ近くの女子集団で集まって「へへ一次試験通ったぜ〜!!」と自慢したりなどなど。
それこそ最終試験1ヶ月前〜2週間前くらいの間では
こういう会話がしょっちゅう葉山の周りで繰り広げられていました。
あと自分一人でめっちゃ一生懸命に頑張ってることと同じことを
仲良し数人組で相談しながらやってて、羨ましいな、と。
そんなに葉山はとっつきにくい人間なのか……?
葉山だって仲良く馬鹿騒ぎしたいんですけど……?!
でもふざけた結果罵倒文句が飛んでくるのは避けたいし……。(落ち着け)
こういう何かに傷ついた時誰かから「大丈夫さーっ!」って励まされるの素直に受け取れない心理
わかるお客様いらっしゃいますか……?
次じゃなくて今を大事にしたいんだ俺は……そこまでギャルマインドじゃねぇのさ俺ぁ……。
こればっかりはどうしようもないので一週間かけてゆっくり心を癒して、
あとはズタボロになりながらもがむしゃらに走らないといけない状況だったので
それを忘れてしまいたいって一心で、数学と生物をやってました。
結構自分の中では課題でした。SNSとの付き合い方。
一応葉山はTwitter と Instagram のアカウントを持ってて、
頻繁にYoutubeを見てストレスを解消している人です。
このうち Twitter は頻繁に使うわけでもない
(本当に暇つぶしをしたい時か推しの最新情報を得て心を鎮めたい時
もしくはどうしようもなく希死念慮ができた時の肥溜めを担ってた)
ので大した対策をしていなくても大丈夫な人間でした。
あとInstagram はMock Exam の時と同様アプリを完全に消去してましたね。
アイコンがあるだけで存在を認識して触りたくなっちゃうので……。
ただ問題は学校のPCでYoutubeが見れてしまうということ。
暇だなーとか、疲れたー、とか思うと決まってYoutubeを開く。
って習慣が自分でも意識していないうちについてしまっていまして、
おかげで絶対この時間にこれ終わっただろー! って課題を先延ばしにしてしまう。
動画とは悪魔的存在だなーと思った瞬間でした。
おまけに厄介なのが、学校のPCなので完全に制限をかけると面倒なことになるということ。
一応勉強ツールとしても使っているので、
勝手にロックかけて開かなくなりましたー ってなった時に
学校は責任を負わないだろうな、と。
ということで葉山が発見した学校のパソコン問題の解決方法は、
「Google の 拡張機能 で管理する」でした。(俳句かよ)
実際に葉山が使ったのは「Blocksite」ってやつで、
chromewebstore.google.com
これなら自分でロックの付け外しができるし、
関連するリンクも文字列認識で勝手にブロックしてくれるので
「間違えてYoutube開けてしまったー、あ、あのクリエイターの動画上がってる!
よし見よ!」とか言って二時間経過してしまうなんて悲惨な事故を防ぐことができます。
その分音楽に依存する頻度が高まりましたが、葉山は音楽民なので全然平気。
ぜひSNS遮断したいって人におすすめしたい方法。
ちなみにスマホの場合は「Detox」っていう緑の鍵マーク(?)が目印のアプリで
使用を遮断しています。
getdetoxapp.com
これすごいのが、緊急通報も一応使えるので電話だけ許されるということと、
何より電源落としてもう一回開くというズルをしても、ちゃぁんとロックを掛け直してくれるんです。
とても助かっています。いろいろと。
まとめ
ということで、葉山の最終試験対策方法をいろいろまとめてみました。
きっと最終試験に限らず、普段の学習にも適用できることがいっぱいあると思いますし、
普段からやってることが最終試験の対策で案外大事になってくる、ということが
ちょっとでも伝わってくれたら葉山的には嬉しいかなー。
さて鬼の面接&小論特訓に戻ります。
ではでは……。